ヤマハ発動機は、ネイキッドスポーツ MTシリーズの最高峰モデル『MT-10』および『MT-10SP』を5月16日から発売する。
MT-10は「Ultimate Synchronized perfomance bike」をコンセプトに、意のままに操れるスポーツ性能と多用途で楽しめる機能を集約させたモデルを目指した。パワーユニットは、最高出力160psを発生する水冷直列4気筒997ccエンジンを搭載。クロスプレーン型クランクシャフト採用によりスロットル操作に対してダイレクトな駆動力を体感できる。
また、最新の『YZF-R1』(欧州仕様)のアルミ製デルタボックスフレームをベースに、強度・剛性バランスをチューニングした新フレームを採用。高次元なスタビリティとハンドリング、軽量コンパクトといった「YZF-R1」の持ち味を引継ぎながら、1400mmのショートホイールベースを採用し、幅広いシーンで思い通りのラインを走れる軽快なハンドリングを実現した。
外観は、MTシリーズ最高峰モデルに相応しい独自のスタイリングを採用した。エンジン・タンク周辺部分に、MTシリーズのアイコンである吸気から燃焼、排気というパワーフローを印象づけるダクト形状をデザインに織り込み、力強いエンジンの存在感を強調。前に突き出したヘッドライトステーとコンパクトなLEDユニットを組み合せ、フロントフォークとの隙間をもたせることで俊敏な走りを表現している。
そのほか、クルーズコントロールやD-MODE(走行モード切替システム)、TCS(トラクションコントロールシステム)、QSS(クイック・シフト・システム)など、多彩な電子制御システムを装備し、快適かつ安全なライディングをサポートする。
価格はMT-10が167万4000円。オーリンズ製電子制御サスペンション、フルカラーTFT液晶メーターなどを装備するMT-10SPが199万8000円。