ホンダF1での優勝経験をもつジョン・サーティース氏の訃報に接し、八郷社長が弔意の声明

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
1967年、ホンダF1で走ったサーティース氏。
1967年、ホンダF1で走ったサーティース氏。 全 3 枚 拡大写真

83歳でその生涯を閉じた、1964年のF1ワールドチャンピオン、ジョン・サーティース氏。現役時代にはホンダでのF1優勝経験も有する氏の訃報に接し、ホンダの八郷隆弘社長が弔意の声明を発表した。

英国出身のサーティース氏は、2輪と4輪の双方で世界一となった唯一の人物であり、F1では64年にタイトルを獲得(当時はフェラーリ所属)。67~68年はホンダで走り、67年イタリアGPではホンダにとってF1通算2勝目となる勝利を獲得するなど活躍した。

ホンダの八郷社長のコメント

「ジョン・サーティース氏の訃報に接し、心よりお悔み申し上げます。サーティース氏は、ホンダF1の礎を築いてくださった方であり、英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードや、ホンダ創立50周年イベント(98年、もてぎ)など、(引退後も)様々な機会でホンダのF1マシンのステアリングを握って頂きました。これまでの数々のご活躍をたたえるとともに、長きにわたるホンダへのご厚意に対して、心より感謝申し上げます」

ホンダのリリースによれば、サーティース氏の逝去は3月10日。呼吸器系の疾患で今年2月よりロンドンの病院に入院し、集中治療を受けていたという。そして、「家族に見守られながら静かに息を引き取られました」。

なお、ホンダF1は第1期の64~68年に2勝を挙げているが、初勝利(65年メキシコGP)はリッチー・ギンサー氏(故人)によるものだった。サーティース氏の逝去により、シャシーもホンダ、エンジンもホンダという“オールホンダ”でのF1優勝経験者で存命なのは、2006年ハンガリーGPでホンダに通算3勝目をもたらしたジェンソン・バトン(09年チャンピオン、昨季までマクラーレン・ホンダのレギュラー)のみとなっている。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る