ルノー日産アライアンス、小型商用車事業部門を新設…成長市場で販売拡大を目指す

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ルノー・日産アライアンスは3月14日、小型商用車(LCV)事業部門を新設すると発表した。LCV事業部門担当アライアンスSVPには4月1日付けでアシュワニ・グプタ氏がに就任する。

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アライアンスは、ルノーが有する商用バンの専門知識と、日産が主要市場で培ってきたトラックの製造・販売ノウハウが持つ可能性を最大限に引き出すことで、成長を続けるLCV市場でのグローバル販売台数拡大を目指す。

ルノー・日産アライアンスのカルロス・ゴーン会長兼CEOは、「ルノー・日産アライアンスにおける取り組みと、始まったばかりの日産と三菱自動車との協業を、アライアンスLCV事業部門として集約することで、販売台数の拡大とさらなるシナジーの創出が可能になる。この取り組みに加え、顧客ニーズや各社が持つ市場特性の知識、主要商品をベースに、既存の成熟市場だけでなく、新たな高成長市場におけるパフォーマンスを加速することで、各市場でのリーダーシップを拡大していく」と述べた。

ルノーと日産は過去数年間にわたって商用バンおよびトラックの相互生産を実施。日産の商用バン『NV300』はルノー『トラフィック』の、日産『NV400』はルノー『マスター』のプラットフォームがベース。また、ルノーのピックアップトラック『アラスカン』は、日産『ナバラ』のプラットフォームをベースとした設計となっている。なお、新設するLCV事業部門では、日産『アルマーダ』や『パトロール』など、ボディ・オンフレーム構造のSUVも事業の対象とする。

《纐纈敏也@DAYS》

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