【新聞ウォッチ】北陸新幹線、懸案の京都~新大阪間は「南回りルート」で決定

鉄道 企業動向
北陸新幹線(写真は東京駅)
北陸新幹線(写真は東京駅) 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年3月16日付

●令状なしGPS捜査違法、最高裁初判断、新法の制定促す(読売・1面)

●春闘ベア失速、大手軒並み前年割れ(読売・1面)

●北陸新幹線南回りに、京都-新大阪、全ルート固まる(読売・10面)

●東芝上場維持険しい道、報告書提出東証内に不信感も(朝日・11面)

●パナソニックを書類送検、残業月138時間の疑い、労災認定社員は過労自殺、富山の労基署(産経・28面)

●トヨタ、係長級の働き方に裁量(日経・17面)

●車大手の米販売、金利上昇が直撃(日経・19面)

●ガソリン価格、3週連続上昇(日経・23面)

ひとくちコメント

北陸新幹線でルートが決まっていない大阪延伸計画をめぐり、与党のプロジェクトチーム(PT)が会合を開き、東海道新幹線の南側の京都府の京田辺市に新駅を設置する「南回りルート」の採用を正式に決めたという。

別の候補の東海道新幹線の北側、大阪~箕面市付近を通る「北回りルート」は見送られた。

きょうの各紙も「北陸新幹線全ルート決定、整備計画5路線そろう」(朝日)などと、大きく取り上げている。PTが「南回りルート」を最終決定したのは「京田辺周辺に駅を建設することによる地域経済への波及効果を重視した」そうだ。

懸案の敦賀~新大阪間のルートが決まったことで、1973年に計画が定められた整備新幹線5路線の全ルートがすべて確定したことになる。

敦賀以西は2031年に着工、46年に全区間が開業する予定だという。金沢と新大阪間は、現在は在来線で約2時間半かかるが、新幹線が開業すれば、最短で約1時間20分で結ばれるという。

ただ、1時間余りの時短で、建設費は敦賀から新大阪までの区間で、約2兆1000億円となる見通しで、今後は地域経済の波及効果とともに財源の確保が新たな課題になりそうだ。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  3. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る