豊田通商など、太陽光由来水素をFCフォークリフトで活用…トヨタ自動車九州で事業開始

自動車 ビジネス 国内マーケット
事業イメージ
事業イメージ 全 3 枚 拡大写真
豊田通商、福岡県、トヨタ自動車九州、九電テクノシステムズの4者は3月21日、太陽光発電で製造したCO2フリー水素を燃料電池(FC)フォークリフトで活用する事業を開始した。

4者は、2016年6月に経済産業省の「平成28年度地産地消型再生可能エネルギー面的利用等推進事業費補助金(エネルギーシステムモデル構築事業)」に採択されたことを受け、トヨタ自動車九州宮田工場内に低炭素な水素サプライチェーンの産業モデル構築を推進。工場内に設置した太陽光発電を利用し、水を電気分解して製造したCO2フリー水素を貯蔵・輸送・供給する一貫システムを整備、FCフォークリフトや定置用FCで利用する計画だ。なお、太陽光由来水素を工場のFCフォークリフトで利活用するのは全国初の取組となる。

今回、トヨタ自動車九州宮田工場内に太陽光発電設備、水素製造・貯蔵・輸送・供給システム、FCフォークリフトを設置・導入が完了。これらの機器をEMS(エネルギー・マネジメント・システム)で統合的に制御し、安定的かつ効率的なエネルギー利用を実現する、本格運用を開始した。

同事業では来年度、展示施設の照明などの電力や入浴施設に熱を供給する定置用FCを新たに設置。さらに用途や利用時間帯の異なる複雑なエネルギー需給をマネジメントするEMS機能拡張、将来の多拠点展開を想定した再エネ利用最適化システムを追加する予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  2. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  5. 「ヤリクロ超えたのでは?」スズキ『クロスビー』のフルモデルチェンジ級進化に「最近スズキすげぇな」などSNS興奮
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る