熊本地震で一部不通の豊肥線、4月から復旧工事

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国土地理院が空撮した豊肥線の土砂崩れ現場。地震から1年を迎える4月から復旧工事に着手する。
国土地理院が空撮した豊肥線の土砂崩れ現場。地震から1年を迎える4月から復旧工事に着手する。 全 2 枚 拡大写真

JR九州は3月21日、一部の区間が不通となっている豊肥本線について、4月から復旧工事に着手すると発表した。

豊肥本線は熊本~大分間148.0kmを結ぶ九州横断路線。2016年4月に発生した熊本地震の影響で土砂の流入などの被害に遭い、現在も肥後大津~阿蘇間27.3kmが不通だ。代行バスは不通区間より広い肥後大津~阿蘇~宮地間で運行。本数は平日が上下計15本、土曜日が上下計7本で、日曜日や祝日は運行されていない。

発表によると、4月に復旧事務所(肥後大津駅付近)を設置。国や自治体が実施する斜面対策工事の支援・協力を受けながら、軌道や盛土・切取などの土工設備、橋りょう、信号・通信設備、停車場設備などの復旧工事を一体的に施工するとしている。

まず肥後大津~立野間で先行的な復旧工事が行われる見込みだが、運転再開時期などは今回明らかにされなかった。

《草町義和》

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