ブリヂストンと早稲田大、2017年度「W-BRIDGE」研究委託先の募集を開始

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ブリヂストンと早稲田大学が連携して設置した研究プロジェクト「W-BRIDGE」
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ブリヂストンと早稲田大学が連携して設置した研究プロジェクト「W-BRIDGE」は3月21日、2017年度(第10期)の研究委託先の募集を開始した。

W-BRIDGEは、ブリヂストンからの委託によって、早稲田大学内に設置された研究基金。同プロジェクトでは、地球環境問題という人類共通の課題に対し、産学連携に加え、環境NGOや市民団体といった一般の生活者にも参画してもらい、三者一体で研究・活動を行える枠組みを提供している。

W-BRIDGEでは、ブリヂストンが指定した3つの重点テーマと4つの領域について、大学と一般の人々が連携して取り組む環境研究課題を募集。集まった案件の中からW-BRIDGEの運営組織が選考した研究・活動に対して支援を行う。特に今回の募集では、募集テーマをより明確にすること、SDGs(持続可能な開発目標)の要素を取り入れること、選考プロセスにCo-designの手法を導入することで、社会課題の解決に資するプロジェクト運用を目指している。

ブリヂストンが指定する重点テーマは、「天然ゴム生産及びゴム農園周辺環境のサステナビリティ」「森林資源のDeforestation対策」「持続可能な社会作りを前提とした条件不利地域におけるモビリティのアクセシビリティ」の3つ。これらは、同社グループが掲げる「環境長期目標」の達成に資する研究・活動を期待している。

4つの領域は、「企業や生活者がともに自然と共生していく方法を考える」「資源を大切に使い循環させる仕組みを、生活者とともに考える」「2050年の視点からCO2を減らす方法を、生活者とともに考える」「環境保全の知見や手法を世界にひろげ、次世代とともに学ぶ方法を考える」。

それぞれの課題を解決するための研究・活動計画を5月18日までに提出する。研究委託期間は2017年7月1日から2018年6月30日まで。委託費用の総額は1700万円。

《纐纈敏也@DAYS》

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