名古屋ゆとりーとライン、平日夕方ラッシュ時に増発…輸送密度は8000人台に

鉄道 企業動向
高架橋の専用通路を走るゆとりーとラインのバス。4月1日のダイヤ改正で平日夕方ラッシュ時の増発を行う。
高架橋の専用通路を走るゆとりーとラインのバス。4月1日のダイヤ改正で平日夕方ラッシュ時の増発を行う。 全 2 枚 拡大写真

名古屋ガイドウェイバスは4月1日、ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)のダイヤ改正を行う。平日夕方ラッシュ時の混雑緩和策として増発する。

案内によると、16時台に2本、19時台と20時台に各1本増発。これにより平日帰宅時間帯の混雑緩和を図る。現在の小幡緑地初発便は2分早め、名古屋市営地下鉄名城線に乗り換えしやすくする。

一般道を走る区間では「遅延状況など運行実態」を踏まえるとして、高蔵寺~竜泉寺口間の所要時間を見直す。中志段味~高蔵寺間では増発を行う。

ゆとりーとラインは2001年3月に開業。案内輪を装備したバスが案内レール付きの専用通路を走行する「ガイドウェイバスシステム」を採用している。大曽根(名古屋市東区)~小幡緑地(守山区)間6.5kmは高架橋の専用通路を走行。小幡緑地駅から先は一般道に乗り入れ、中志多味や高蔵寺などまで運行されている。

専用通路は路面電車と同じ軌道法が適用されており、名古屋ガイドウェイバスが軌道経営者となっているが、バスの運行は名古屋市交通局に委託している。国土交通局の公表資料によると、専用通路区間の1日平均通過人員(旅客輸送密度)は2002年度が4370人だったのに対し、2014年度は8320人まで膨れあがっている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  3. トヨタの新型EV『アーバンクルーザー』をくまなくチェック!…詳細画像記事ベスト5 2025年上期
  4. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  5. スズキの人気トールワゴン『ソリオ』開発責任者が語る、「顔だけじゃない」マイナーチェンジの真価
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る