外国人観光客にも分かりやすい案内用ピクトグラム…経産省が変更案、「ヘルプマーク」も追加

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案内図記号を改定
案内図記号を改定 全 1 枚 拡大写真

経済産業省は、外国人観光客にも分かりやすい案内用図記号(ピクトグラム)とするため、7つの案内用図記号の変更と「ヘルプマーク」の追加について最終案を取りまとめた。

案内用図記号は、言葉によらない、目で見るだけで案内を可能とするもので、多くの公共交通機関や公共施設などで広く使われている。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて外国人観光客の増加が見込まれている。案内用図記号を規定する国内規格(JIS)について、日本人だけでなく外国人観光客にもより分かりやすい案内用図記号とするため、JIS改正原案作成委員会で議論してきた。

日本のJISと、国際規格(ISO)の図記号のどちらが分かりやすいか、日本人、外国人それぞれ約1000人ずつを対象としたアンケート調査結果に基づき、同委員会が審議、更にパブリックコメント結果を踏まえ、図記号の変更と「ヘルプマーク」の追加について最終案を取りまとめた。

変更する図記号は、駐車場、手荷物受取所、救護所、乳幼児用設備(ベビーケアルーム)、乗り継ぎ(飛行機)、案内所及び情報コーナー、温泉。このうち、温泉を除く6つの図記号は、アンケート調査の結果、日本人、外国人ともにISOの方が理解度が高かったため、ISOに移行し、現行JISは2年間の移行期間を設けて廃止する。温泉については、アンケート調査の結果、日本人、外国とで理解度の評価が分かれたため、現行JISまたはISOの選択制とする。

7つの案内用図記号の変更と「ヘルプマーク」の追加を取り入れた「JISZ8210」は、日本工業標準調査会(JISC)での審議、必要な手続きを経て7月20日に改正する予定。

《レスポンス編集部》

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