【東京モーターサイクルショー2017】女子大生がバイクのボディをラッピングデザイン、昭和女子大学とBMWがコラボ

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BMWの大型スクーターをラッピングデザインした昭和女子大学の学生。左から室永夏奈さん、内藤彩さん、田中理央さん
BMWの大型スクーターをラッピングデザインした昭和女子大学の学生。左から室永夏奈さん、内藤彩さん、田中理央さん 全 3 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリュー(BMW)のブースに派手にラッピングされた大型スクーター『C650 SPORT』を発見した。話によると、東京都世田谷区にある昭和女子大学とコラボをして製作したもので、そのデザインは女子大生が考えたものだという。

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展示されたバイクは2台で、1台が「わくわく」「ガガガガガガ」「ドドドドド」などと描かれており、テーマは「マンガ」でバイクに乗った時の気持ちを吹き出しで表現したそうだ。もう一台はテーマが「花言葉」でボディ一面にさまざまな花が描かれている。

「実は考えたデザインは6案あって、そのうちの2案のバイクを今回展示しました。話が来た時には、女子大とバイクということで、正直違和感がありました。でもせっかくなのでやろうと決断したわけですが、バイクのことは何も知らなかったので、まずバイクを学ぶことから始めました」と担当した女子大生の室永夏奈さんは話す。

BMWから話があったのは昨年9月で、生活科学部環境デザイン学科プロダクトコースの女子大生が担当することになった。そこで、希望者を募り、6人が手をあげた。その6人はまずBMWに招かれ、バイクに乗ることからスタートした。と言っても、全員大型二輪免許を持っていないので、後ろに乗せてもらったわけだ。

その時の気持ちを元に6人がそれぞれデザインを考えた。その6つのデザインは「マンガ」「花言葉」「二人のジャーニー」「スカジャン」「ペット」「墨」。結局、そのうちの2案が実現することになったが、「墨」については担当した女子大生が自ら筆を執り、バイクの疾走感を持ち前の達筆さで表現したそうだ。

「今回は自分たちが考えたものを形にしてもらって本当に嬉しかった。しかも、ラッピングをする現場まで見学させてもらい、貴重な体験をさせていただいたことに感謝しています。今回のことがきっかけで、バイクのことが好きになり、この春休みに教習所に通い始めた子もいます」と室永さんは話し、自身も今、教習所に通うことを検討しているそうだ。

実は昭和女子大学とBMWがコラボをするのは今回が2回目で、1回目は2年前で、ノベルティグッズだった。暑い時に首を冷やすネックチューブのデザインを考え、その評判が良かったため、今回バイクのラッピングデザインを依頼されたようだ。

もちろん、今回のバイクも注目され、「街中を後ろに乗せてもらって走った時には、信号で止まる度に、周りにいる人からじろじろ見られた」(室永さん)そうだ。また、大学で展示した時には、大反響を呼び、大学中の話題となったという。

その中には「次はクルマがいいんじゃないの」などといった冗談も飛び出したようで、果たして第3弾目があるのかどうか気になるところだ。

《山田清志》

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