【SUPER GT 富士テスト】2日目の走行は悪天候のため中止…シリーズは2週後に岡山で開幕

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残念ながらSUPER GT富士テスト2日目は走行中止に。
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26日、富士スピードウェイで前日から実施されていたSUPER GT 公式テストは、雪を伴う悪天候のために走行中止となった。これで今季開幕前の公式合同テストは終了、シリーズは4月8~9日に岡山国際サーキットで開催される開幕戦へと向かう。

前日からこの日の天候を危ぶむ声もあったなか、朝を迎えた富士スピードウェイはコースサイドに雪が積もった状況に。一般乗用車の外気温計が0度を指すくらいに寒く、コースそのものはウエットコンディションだが、富士特有の霧も上空には見え、雪混じりの雨も降る厳しい天候状況だ。まずは朝9時30分から予定されていた走行セッションの最初の1時間がキャンセルとなる。

昼休みに予定されていたオープンピットが9時30分から実施されるなどしつつ、状況を見定める動きがその後も取られたが、10時20分頃の時点で「午前の走行は中止」が決定。その分、オーピンピットは当初予定よりも延長されての実施となり、ドライバートークショーが臨時で行なわれるなど、悪天候のなか富士を訪れた多くのファンに対しての精一杯の配慮が図られた(当初予定にあったコース体験走行等のプログラムは原則キャンセルとなっている)。

しかし11時過ぎには雪と霧が強まり、「当日入場料金の半額=1000円を原則とする払い戻しが決定」の旨もアナウンスされ、残念ながら2日目は午後も含めた全面走行中止が確実な状況に(その後、正式決定)。3月末の富士の雪を季節はずれと言うかどうかは微妙だが、ファンも参戦陣営も空模様によって、消化不良な思いで開幕前の公式合同テストを終了する格好となった。

これで2017年SUPER GTシリーズは、2週後の4月8~9日に岡山国際サーキットで開催される開幕戦を迎えることとなる。

全8戦(国内7戦、タイ1戦)の戦いで、今季もGT500、GT300両クラスの王座が争われるわけだが、レクサス、日産、ホンダの17年規定ニューマシンが競演するGT500クラスは、レクサスLC500勢が岡山、そして前日の富士とタイム上位を占拠し続けた状況からのスタートとなる。本番でどんな戦い模様が展開されるのか、楽しみだ。日産、ホンダの巻き返し(あるいは爪を隠していたか)が特に注目される。また、より一層の車種バラエティ増となったGT300クラスのバトルにも期待が集まるところ。

なお、富士スピードウェイでは今季も2回のシリーズ戦開催が予定されており、5月3~4日に第2戦、8月5~6日に第5戦がそれぞれスケジュールされている。ゴールデンウイークと夏休み時期の開催でもあり、今年も多くの観衆が詰めかけることとなりそうだ。

《遠藤俊幸》

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