アイシン・エィ・ダブリュは、世界初「FRマルチステージハイブリッドトランスミッション」と乗用車世界初「FR10速オートマチックトランスミッション(AT)」をトヨタ自動車と共同開発し、レクサスの『LC500h/LC500』に搭載したと発表した。
新開発のFRマルチステージトランスミッションは、ハイブリッドトランスミッションにマルチステージ用変速機構を追加することで、より効率的にエンジンとモータのエネルギーを活用。システム出力・伝達効率の全域での大幅向上に貢献し、加速性能と低燃費の両立を実現する。
またFR10速ATは、クロスギヤステップにより、リズミカルかつスムースな変速を可能とするとともに、構成部品の軽量化、油圧応答性・精度の向上により、アクセル操作に対して瞬時に反応するダイレクト感のある走りを実現。また、高性能小型トルクコンバータの開発によるロックアップ領域の拡大と伝達効率向上により、燃費改善にも貢献している。