【バンコクモーターショー2017】“ほぼ”オーリス セダン…カローラアルティス

自動車 ニューモデル モーターショー
トヨタ・カローラアルティス(バンコクモーターショー2017)
トヨタ・カローラアルティス(バンコクモーターショー2017) 全 9 枚 拡大写真

タイに訪れたことがある人なら、全行程をバスで移動する観光ツアーで訪れた人を除き、必ず1度は乗ったことであるに違いないクルマがトヨタの『カローラアルティス』だ。

なぜなら、タイではタクシーとして多く配備されている車両であり、その占有率がかつてよりも高まっているのも街を見れば一目瞭然だ。タクシーとして色とりどりのカローラアルティスが並ぶ様子は、もはやバンコクの街の風景のそのものと言っていい。

そんなカローラアルティスのタイ仕様は昨年11月に大規模なマイナーチェンジがおこなわれ顔つきを刷新。とうぜん、バンコクモーターショーのトヨタブースにも主力モデルとして展示されている。

タイの「カローラ」は日本の『カローラアクシオ』とは異なる世界仕様の通称「グローバルカローラ」で車体が大きく、使っているプラットフォームも『オーリス』などと共通の「新MC」だ(日本は『ヴィッツ』と同じプラットフォームを使う)。また車内を見ればダッシュボードがオーリスと共通なことからも、オーリスとの血縁関係が濃いことが伝わってくる。つまりオーリス(5ドアハッチバック)の4ドアセダン版ともいえる構造なのだ。

デザインもかなりシャープでスポーティ感を強調している。加えて内外装をスポーティにドレスアップした「ESPORT」も用意する。

エンジンは1.6リットルと1.8リットルのガソリン、そして1.6リットルのCNG(圧縮天然ガス)をラインナップ。CNGはタイでは手軽に手に入る燃料で、価格の安さからガソリンエンジンをCNGに対応するキットも多く売られている。価格は79万9000バーツ(約260万円)~107万9000バーツ(約350万円)だ。タイは初乗り35バーツ(約100円強)とタクシー代が安いが、この価格の“高級車”にそんなに安く乗れてしまうなんて乗るたびに恐縮してしまう。

《工藤貴宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. リアシートのない新型『ランドクルーザー250』発売!? 英国トヨタ工場で改造される“特別仕様”とは
  4. 幻のV12スーパーカーが100周年で復活か? SNSでは「クライスラーのイメージも変わる」と期待も
  5. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る