【ホンダ レブル 西海岸LA試乗】カリフォルニアのバイクカルチャーに浸透…開発責任者とぶらりプチツーリング

モーターサイクル 新型車
カリフォルニアにある《GARAGE COMPANY》のオーナー匂坂さんと、バイクに跨って写真に写る新型レブルLPL(開発責任者)三倉圭太さん。
カリフォルニアにある《GARAGE COMPANY》のオーナー匂坂さんと、バイクに跨って写真に写る新型レブルLPL(開発責任者)三倉圭太さん。 全 18 枚 拡大写真

カリフォルニア・ロサンゼルスにておこなわれたホンダ『レブル500』と『レブル300』のメディア向け試乗会。参加したジャーナリストらは設定されたチェックポイントを通過し、スタート&ゴール地点となるベニスビーチに戻るという、じつに開放的な試乗会であった。

チェックポイントの1つ、イングルウッドにある《GARAGE COMPANY》は、日本のライダーたちの間でも憧れを持つ者が少なくないバイクショップ。日本人オーナーがカリフォルニアでどでかいショップを構え、その技術力と信頼の高さで全米に名を轟かしている。

そんなGARAGE COMPANYを新型レブルで訪ねると、オーナーの匂坂さんがにこやかに歓迎してくれた。

「いいね、ホンダの新型。せっかく来たんだから、ゆっくり見ていってよ!」(匂坂さん)

店内には、バイクミュージアムや古い写真でしか見たことのない“お宝”がいっぱい。1985年の水冷2スト90度V型3気筒エンジン搭載のホンダ『NS400R』はあるし、入ってすぐのところに無造作に置いてあるのは、なんと1979年のホンダ『CBX1000』のカスタムではないかっ!!

「よし、エンジンをかけようか!」と、匂坂さん。ホンダ初のX=1000cc級スーパースポーツ、世界で初めて量産化したGPレーサーと同じDOHC並列6気筒エンジンの超ド迫力なサウンドを聴かせてくれたものだから記者は大感激。

じつは新型レブルのLPL(開発責任者)三倉圭太さんも、「昔、雑誌で見て、憧れたんですよ」と、GARAGE COMPANYの大ファンで、再三にわたって匂坂さんを訪ねているとのこと。今回は自らが手がけたニューモデルを引っ提げての来訪となった。

こうしてカリフォルニアの青い空のもと、新型レブルでのんびりガレージ巡りを楽しんでいると、すでに本場LAのバイクカルチャーにレブルが受け入れられていっているような気がしてならない。数ヶ月後には、匂坂さんのお店にもレブルに乗った若者たちが、憧れの名車たちを眺めにくるのかもしれない。

協力:ホンダ(試乗会)

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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