自転車事故経験者は3割、遭いそうになった人も6割…KDDI調べ

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自転車事故に遭った経験と遭いそうになった経験
自転車事故に遭った経験と遭いそうになった経験 全 4 枚 拡大写真

au自転車向けほけんを提供するKDDIは、4月6日から始まる春の交通安全運動に先駆けて、「自転車に関する意識調査」を実施。その結果を発表した。

調査は、3月13日・14日の2日間、週に1日以上自転車に乗る人を対象にインターネットアンケートで実施。1000名から得た有効回答をまとめた。

調査結果によると、自転車事故については「遭いそうになった」(57.8%)という回答が約6割、「遭った」(31.4%)経験があるという回答も3割を超えた。年代別では「遭った」「遭いそうになった」ともに20代が最も高く(40.0%、64.5%)かった。また、年代が上がるごとに「遭った」「遭いそうになった」経験は減少傾向となるが、60代以上では「遭いそうになった」経験がある人が増加する傾向となった。

自転車事故経験者の対象物は、「自動車」(75.2%)が自転車(32.8%)や歩行者(20.4%)の2倍以上となった。対象物が「自転車」「歩行者」の割合は、いずれも「遭いそうになった」経験(自転車48.8%、歩行者34.9%)が「遭った」経験を大幅に上回り、対自転車、対歩行者の事故の潜在性の高さを感じさせる結果となった。年代別では、30代男性(56.1%)、40代女性(48.1)の対歩行者の「遭いそうになった経験」の高さが目立った。

自転車に乗っていて危険だと思う行為(複数回答)については、「夜のライト無灯走行」(58.8%)が最も多く、「携帯電話使用運転」(58.4%)、「信号無視」(57.5%)「歩道でのスピード通行」(56.0%)と続いた。また年代別では、60代と20代に危険行為と感じる割合の格差が見られ、特に「携帯電話使用運転」は60代(71.0%)に対して20代(46.5%)、「歩道でのスピード走行」60代(66.5%)、20代(44.0%)と大きな差が見られた。主婦層に多い幼児2人乗せ運転は、30代(15.5%)と危険意識が低い結果となった。

「車道の左側通行」は知っている(83.1%)がトップなのに対し、守っている(57.4%)と大きな差が見られた。そのほか、差が大きかったのは「歩道通行の禁止」(知っている67.9%、守っている35.6%)、「傘さし運転の禁止」(知っている68.3%、守っている48.3%)など。「飲酒運転の禁止」は知っている(79.7%)が3番目に高いが、20代での認知度(69.0%)が他の年代に比べて低い結果となった。60代は、他の年代に比べてルールを知っている比率が全般的に高く、「守っているルール」では、30代男性、20代・40代女性の低さが目立った。

《纐纈敏也@DAYS》

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