2018年卒就活生、進捗順調…公開を求める情報1位に離職者数

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現在の就職活動のステータス <おもな活動> 2016年、2015年調査との比較
現在の就職活動のステータス <おもな活動> 2016年、2015年調査との比較 全 6 枚 拡大写真

 企業の採用活動を支援するサイト「JOBRASS新卒」を運営するアイデムの「人と仕事研究所」は、2018年3月卒業予定者を対象に就職活動に関する調査を実施。3月1日時点では、3人に1人以上の学生が「面接・試験段階」に突入しており、2016年より早い進捗状況であると発表した。

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 「人と仕事研究所」は、学生の就職活動の実態と動向を明らかにするため、2018年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学3年生(新大学4年生)・大学院1年生(新大学院2年生)の男女685名を対象に、2017年3月1日時点の就職活動の進捗に関する学生調査を実施した。

 就職活動のおもな活動の進捗状況は、「エントリー活動段階」と回答した学生がもっとも多く58.7%、「準備活動段階」と回答した学生は18.1%となり、いずれの回答も2016年調査より少ない割合となった。一方で「面接・試験段階」と回答した学生は14.0%となり、2016年より多い割合となった。

 おもな活動ともっともも選考が進んでいる企業の状況を合わせ、実際にどのくらいの学生が就職活動の各活動ステータスに到達しているかを見ると、調査対象の全学生のうち「準備活動段階」は94.6%、「エントリー活動段階」81.0%、「面接・試験段階」33.6%、「内定獲得段階」4.5%。前年の2016年調査や広報活動解禁が3月になった2015年調査と比較すると、「エントリー活動段階」と「面接・試験段階」に進んでいる学生の割合は年々高くなっていることが明らかになった。

 各活動ステータスに到達した学生の割合を属性別にみると、「面接・試験段階」に到達した学生の割合は、女性よりも男性、理系よりも文系が高く、就活取組み姿勢別では「積極的」な学生が高くなっている。

 企業規模に対する志向の調査では、「大企業」「どちらかと言えば大企業」を合わせた回答が49.2%となった。「中小企業」と「どちらかと言えば中小企業」を合わせた回答は29.8%、「企業の規模はまったく意識していない」学生は21.0%だった。過去の調査と比較すると、中小企業志向の学生の割合がやや高くなっているが、男女別で見ると、男性は「大企業」「どちらかと言えば大企業」の合計の割合が57.1%と、女性(43.9%)よりも13.2ポイント高い結果となった。一方、女性は男性よりも「中小企業」と「どちらかと言えば中小企業」を合わせた割合が12.9ポイント高く、男女での志向の差が見られた。

 キャリアアンカー(キャリアを選択でもっとも重要とする自己の価値観や欲求)についての調査では、男女ともに「個人的な活動、家族、仕事のバランスをうまくとりたい」の点数が4.20点でもっとも高く、「自分で独立したい」は1.40点で最低点となった。

 企業に公表してほしい情報を聞くと、1位は「過去3年間の新卒採用者数・離職者数」、2位「前年度の月平均『所定外労働時間(残業時間)』の実績」、3位「前年度の有給休暇の平均取得日数」だった。アイデムが発表している2018年卒2月1日企業調査の「できれば情報提供・公表したくないもの(公表の有無は問わず)」では、企業は過去3年間における新卒採用者数や離職者数は公表したくないとしており、企業と学生の間にギャップがあることがうかがえた。

《田口さとみ》

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