【スバル XV 新型】吉永社長「痺れるくらいの仕上がりに自信」

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SUBARU 吉永泰之社長
SUBARU 吉永泰之社長 全 3 枚 拡大写真

SUBARU(スバル)は4月6日、小型SUVの『XV』を2012年10月以来、4年半ぶりに全面改良して発表した。発売は5月24日。昨年発売の『インプレッサ』シリーズで初採用した新プラットフォーム「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」による第2弾となる。

価格は約213万円から約273万円。月間2200台の販売を計画している。エンジンはいずれも自然吸気で新たに1.6リットルを設定し、直噴2.0リットルとの2タイプとした。13年6月に設定していたハイブリッド車(HV)は揃えていないが、国内営業部門によると、開発は進めているという。

自動ブレーキなどによる安全技術である「アイサイト(ver.3)」と、インプレッサで初採用した歩行者保護エアバッグを全車に標準搭載している。同日、国土交通省などが実施している自動車の安全性能評価である「JNCAP」で新型XVは過去最高得点を獲得し、16年度の「衝突安全性能評価大賞」を受賞したことも公表した。

都内で開いた発表会で吉永泰之社長は、まず4月1日に実施した富士重工業からスバルへの社名変更について「目的をひと言でいえば、当社ならではの価値をお客様に提供していく付加価値経営を更に上のステージに広げていくため」と指摘。そして、「世界中で『スバル』ブランドを認めていただいたという確かな前進があったから社名とブランドを統一することとした。さらにブランドを磨く活動を加速し、スバルを自動車と航空宇宙事業における魅力あるグローバルブランドに成長させて行こうと考えている」と、表明した。

そのうえで、新社名での最初の新モデルとなるXVについては「次世代スバルのSUVカテゴリーのトップバッターとして国内に最初に投入する。都会的で洗練されたデザイン、スバルらしいSUVとしての走破性と世界トップレベルの安全性能を兼ね備えたクロスオーバーに仕上げた。毎日をアクティブに楽しむ方のパートナーとして痺れるくらいの良いクルマに仕上がったので、自信をもって発表する。是非、多くの方にこの感動をご体験いただきたい」とアピールした。

新型XVは3月9日から先行予約を始めており、国内営業本部によると、5日までに2800台の予約を得たという。このうち約8割を2.0リットルのモデルが占めている。同本部長の細谷和男専務執行役員は、1.6リットルモデルの新設定は「若年層の方や地域的にもお客様を広げていくためで、そのニーズはある」としており、今後の受注拡大に期待を寄せている。

《池原照雄》

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