【ストップ 粗悪修理】接着剤で無理矢理 取り付け!…不完全修復の全貌 その18

自動車 ビジネス 国内マーケット
写真1-1
写真1-1 全 10 枚 拡大写真
本記事では、BSサミット事業協同組合・業界問題委員会を中心に収集している他社工場での粗悪修理の事例を紹介していく。

目の届かない部分における手抜き処置や、質の低い作業など、粗悪修理の行われた車両は、命の危険も伴う。今後このような不具合車両が無くなるよう、安全で適切な修理を行うことの重要性を呼びかけていきたい。

◆ケース1:自動車用「接着剤」でムリヤリに取り付け!

リアーバンパー交換で入庫した車両。バンパーを取り外して見たところ、自動車用接着剤でムリヤリ取り付けられていた。前回の事故修理で左右リヤフェンダーの引っ張り作業が不十分だったと考えられる。

写真1-1

写真1-2

◆ケース2:骨格部分がまったく修理されていない!

フロント回りの損傷事故で入庫してた車両。フロントバンパーを外してみたところ、以前の事故で、前回りの骨格部分がまったく修理されてないことがわかった。フロントバンパーのみ交換されて、見えない部分については修理されてなかったことが推定される。

写真2-2

◆ケース3:骨格部分の左右が、ともに未修理!

お客さまから、バンパーを軽くぶつけてしまったとのことで入庫した。新品のバンパーを取り付けても相手側パネルとの建て付けがうまくできないので調べたところ、過去の事故でフロント回りの骨格部位が左右とも未修理の状態だった。お客さまに過去の修理履歴について聞いたが、中古で購入したためわからないとのことだった。

写真3-1

◆ケース4:ずさんな修理で各所に亀裂! サビも発生!

フロント回りの損傷事故で入庫した車両。状態を確認すると、過去の事故のずさんな修理の影響で車体の各所に亀裂などが残っていた。サビも発生していて驚かされる状態だった。

写真4-2

《カーケアプラス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  5. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る