ルネサス、HEV/EV向けインバータソリューションを開発…世界最小クラス

エコカー EV
100kWクラス・インバータ・ソリューション
100kWクラス・インバータ・ソリューション 全 1 枚 拡大写真

ルネサス エレクトロニクスは4月10日、ハイブリッド電気自動車(HEV)および電気自動車(EV)向け世界最小クラスの「100kWクラス・インバータ・ソリューション」を開発したと発表した。

新製品は、IGBTに温度センサを内蔵することで高応答性・高精度な温度管理を実現し、インバータ・システムに搭載するヒートシンクを小型・軽量化。また、モータ制御を専用回路で実行できるEMU機能を内蔵したマイコンを搭載し、車載ECUを統合することで、世界最小クラスとなる3.9リットルのインバータを実現。エンジンルームの狭い空間の有効活用に貢献する。

インバータ・ソリューションは、ハードウェアだけでなく、モータの性能を最大限に引き出すキャリブレーション・ツールもキットに同梱。試作したインバータ・システムをすぐに実車で評価できるため、2~3年かかる試作開発を1年へ半分以上短縮することが可能だ。さらに、HEV/EVモータに特化した各種デバイスの搭載により、インバータ損失を同社従来品と比べ10%改善。燃費または電費向上に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  4. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  5. 大胆なブラックバンパーに大反響!ダイハツ『ロッキー』のコンセプトカーを10台限定で市販化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る