ホンダの中国法人は4月6日、3月の中国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、3月としては過去最高の11万1127台。前年同月比は14.6%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
ホンダは中国において、東風汽車との合弁の東風ホンダ、広州汽車との合弁の広汽ホンダの2社を展開。3月実績は、東風ホンダが前年同月比31.6%増の5万4349台と、23か月連続で増加。広汽ホンダは1.9%増の5万6778台と、3か月連続のプラス。
広汽ホンダでは、『アコード』が1万3006台で、前年同月比は71%増と、3か月連続で前年実績を上回る。『フィット』は前年同月比5.1%減の1万1251台と、2か月ぶりに減少。『クライダー』は7568台で、前年同月比は10.6%減と、3か月ぶりに減少した。『オデッセイ』は14.9%減の3570台と、3か月ぶりに減少。2014年秋に投入された『ヴェゼル』は、19.3%減の1万1758台と、2か月ぶりのマイナス。
東風ホンダでは、『CR-V』が前年同月比11.4%増の1万4360台と、2か月連続で前年実績を上回る。ミニバンの『エリシオン』が3236台。前年同月比は46%増と、大きく伸びる。ヴェゼルの東風ホンダ版、『XR-V』は、1.6%減の1万2459台と、2か月ぶりのマイナス。『シビック』は新型投入により、前年同月のおよそ4倍の1万6262台と大幅増を保つ。
ホンダの2016年の中国新車販売は、前年比24%増の124万7713台。2年連続で100万台を超えるとともに、販売記録を更新した。2017年第1四半期(1~3月)は、前年同期比16.6%増の30万5296台を売り上げ、過去最高を達成している。