1市町村1駅…JR北海道がご当地の入場券を発売へ

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新十津川町の代表駅である札沼線の終点・新十津川駅。このような無人駅では、周辺の施設や商店で「わがまちご当地入場券」を発売することが検討されている。
新十津川町の代表駅である札沼線の終点・新十津川駅。このような無人駅では、周辺の施設や商店で「わがまちご当地入場券」を発売することが検討されている。 全 1 枚 拡大写真

JR北海道は4月12日、ご当地の入場券を設定、発売することができる自治体向けの企画「JR北海道わがまちご当地入場券」の概要を発表した。

この企画は、JR北海道の駅がある北海道の100市町村、青森県の1町が対象で、1回につき1市町村あたり1駅1種類を設定・発売することができるというもの。JR北海道ではこの入場券発売を地域の観光開発の一環と捉えており、「各地域のPRや観光開発に寄与していきたい」としている。

入場券のサイズや仕様等は明らかにされていないが、券面デザインは、表面が各自治体の沿線で撮影された鉄道風景が図柄となる。裏面には各自治体のデータが表記されるが、一例として、市町村の名称、自治体の章、面積や自治体の花といった基本情報、観光地・風景・ご当地グルメ・特産品等の写真やコメント、白地図による所在地表記、ホームに設置されている「名所案内」標の写真といったものが考えられている。

裏面データの作成は各自治体が、写真の選定やデータの校正はJR北海道が行なうが、権利関係の都合上、キャラクターの使用はできない。入場券制作に要する費用は、裏面データの作成費用を除いてJR北海道が負担する。

第1回の発売は7月頃を予定しており、数量を限定せずに継続的に発売する方針。第1回分の締切は5月末日だが、その後も継続的に募集する。応募状況やデータ作成、発売箇所の調整などの都合で、複数回に分けて発売することもあるという。

発売箇所は、有人駅の場合は駅の切符売場、無人駅の場合は、同一市町村内の有人駅の切符売場または発売駅周辺の施設や商店などを検討しているという。

問合せはJR北海道営業部「わがまちご当地入場券」担当まで。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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