【ストップ 粗悪修理】修理箇所の確認をしないで納車!…不完全修復の全貌 その19

自動車 ビジネス 国内マーケット
写真1-1
写真1-1 全 5 枚 拡大写真
本記事では、BSサミット事業協同組合・業界問題委員会を中心に収集している他社工場での粗悪修理の事例を紹介していく。

目の届かない部分における手抜き処置や、質の低い作業など、粗悪修理の行われた車両は、命の危険も伴う。今後このような不具合車両が無くなるよう、安全で適切な修理を行うことの重要性を呼びかけていきたい。

◆ケース1:修理後の確認作業を行っていない⁉

写真1-1
フロント回りの損傷事故で入庫した車両。外装部品を外してみたところ、コンデンサーが曲がっていた。

お客さまに確認したところ、新車購入後に事故に遭い、ディーラーで修理したとのこと。車体の骨格部分にサビが発生し、過去の事故修理の作業が不完全で外装部品の建て付けにも狂いが生じていた。修理後の確認作業がされずにお客さまにクルマが渡されたと推定できる。
(写真1-1、1-2)

◆ケース2:事故歴不明の「中古車」未修理の可能性

写真2
右のフロント回り損傷の事故で入庫した車両。損傷の範囲を確認したところ、今回の事故では関係のないダッシュパネルに損傷があった。

過去の事故の時に未修理だったと推定される。お客さまに聞いたところ中古車を購入したとのことで事故の経歴は不明だった。
(写真2)

◆ケース3:確認できない部位が手抜き!

写真3-1
リヤ回りの損傷事故で入庫した車両。リヤバンパーを取り外して見たところ…。

今回の事故とは関係のない部分が修理の途中で終わっていた。お客さまが確認することが出来ない部位は手を抜くといいう事例だ。
(写真3-1、3-2)

《カーケアプラス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る