東急電鉄、池上駅の「改札内踏切」解消へ…橋上駅ビルを整備

鉄道 企業動向
池上線の新しい駅舎・駅ビルのイメージ。2020年9月末のオープンを目指す。
池上線の新しい駅舎・駅ビルのイメージ。2020年9月末のオープンを目指す。 全 4 枚 拡大写真

東京急行電鉄(東急)は4月18日、池上線の池上駅(東京都大田区)で駅舎改良と駅ビル開発計画に着手すると発表した。橋上駅舎と駅ビルを整備し、改札内にある踏切を解消する。

発表によると、駅舎・駅ビルは鉄骨造5階建て。2階部分に駅の事務室と改札、3階より上には店舗を設ける。これにより現在の北口のほか南口も新設し、駅構内の踏切を廃止する。外観は「池上本門寺を中心とした門前町の歴史性」をデザインに取り入れるという。今年6月に着工し、2020年9月末に開業の予定だ。

池上線は五反田~蒲田間10.9kmを結ぶ東急の鉄道路線。池上本門寺の参拝客輸送を目的に池上~蒲田間が1922年10月に開業し、1928年6月までに全線が開業した。池上駅のホームは、蒲田方面の線路と五反田方面の線路の外側にホームを設けた相対式。改札口を含む駅舎は北側の蒲田方面ホームに隣接している。五反田方面ホームへは駅構内にある踏切を通らなければならず、安全上の課題を抱えていた。

その一方、池上線は2006年からの10年間で乗降客数が約10%増加。東急は「都心への利便性が良いほか、羽田空港にも近く、洗足池や戸越銀座など魅力ある観光スポットがあることから、今後、国内外からのさらなる来街が期待できるエリア」とし、2016年12月には戸越銀座駅をリニューアルしている。

《草町義和》

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