ロシア新車販売9.4%増…トヨタは18%増 3月

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欧州ビジネス評議会(AEB)は4月10日、3月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、13万7894台。前年同月比は9.4%増と、4か月ぶりに前年実績を上回った。

ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。3月は2万5110台を売り上げ、前年同月比は13%増と、9か月連続で前年実績を上回った。販売の主力は『Granta』で、7817台。前年同月比は50.8%増と、20か月ぶりに増加する。新型車の『ベスタ』は6036台。前年同月比は31.4%増と、販売増に貢献する。

2位は、引き続き韓国のヒュンダイ傘下のキア。3月は1万4614台を販売し、前年同月比は18%増と、3か月連続で増加した。コンパクトカーの『リオ』が8375台で、3か月連続でロシア最量販車に。前年同月比は43.6%増と、3か月連続で増加した。

3位は韓国のヒュンダイで、2月の4位から上昇。その販売台数は1万4219台。前年同月比は29%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が6699台。前年同月比は12.8%減と、13か月連続で減少した。新型SUVの『クレタ』は、4725台を販売。

4位のルノーは、2月の3位から後退。3月実績は、前年同月比19%増の1万1274台と、7か月連続で増加した。『ダスター』が、前年同月比17.1%減の3513台と、8か月連続で減少。『キャプチャー』は2649台を売り上げた。

5位はトヨタで、2月の6位から上昇。3月は9709台を販売。前年同月比は18%増と、4か月ぶりに前年実績を上回った。『RAV4』が3732台を販売。前年同月比は31.4%増と、4か月ぶりに増加した。

日産は6位で、2月の7位から上昇。3月は8068台にとどまり、前年同月比は6%減と、27か月連続の前年実績割れ。『エクストレイル』が2619台。前年同月比は33.2%増と好調が持続する

7位はフォルクスワーゲンで、2月の5位から後退。3月は6953台で、前年同月比は16%増と、3か月連続で前年実績を上回る。主力の『ポロ』が3973台。前年同月比は4.7%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。『ティグアン』は前年同月のおよそ2.8倍の2018台と好調。

2016年のロシア新車販売は、142万5791台。前年比は11%減と、4年連続で前年実績を割り込んだ。2017年第1四半期(1~3月)は、前年同期比1%増の32万2464台を販売している。

《森脇稔》

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