【GARMIN fenix 5 Sapphire インプレ中編】気仙沼つばきマラソンに挑戦!その記録は…

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fenixシリーズの無骨さを踏襲した最新モデル、fenix 5。ウォッチフェイスはプリインストールされたデジタル仕様
fenixシリーズの無骨さを踏襲した最新モデル、fenix 5。ウォッチフェイスはプリインストールされたデジタル仕様 全 21 枚 拡大写真

マルチスポーツ対応プレミアムGPSウォッチのfenix 5 Sapphire(フェニックス・ファイブ・サファイア)を着用して、4月16日に宮城県の気仙沼大島で開催されたハーフマラソン「気仙沼つばきマラソン」に出場。距離21.1kmを気持ちよく駆け抜けた。

一緒に走る「バーチャルパートナー」を設定

サイクリングが本業の筆者はランニングがそれほど得意ではない。これまではランの練習でキツくなったらすぐに歩いてしまった。ところがGPSウォッチを導入して走り出してみると、実走コースの設定や状況確認、心拍数の推移、記録向上によるトレーニング効果が手に取るように把握できて、有意義なトレーニングを積んでのハーフマラソン参加となった。それでも54歳という年齢を考慮して、数年前に記録した1時間59分の自己ベストを無理に目指すことをせず、2時間切りを目標に掲げた。

ハーフマラソンを2時間で完走するためには1kmを5分40秒で走る必要がある。そこでfenix 5の「バーチャルパートナー」機能を使ってペース設定をした。ランの設定から「トレーニングページ」→「+追加」と進むと「バーチャルパートナー」の項目が現れる。ここに「5分40秒」を入力。

これだけで準備は完了だ。本番のときにランモードにしてスタートボタンを押せば、スクロールされる数項目の画面の中に「バーチャルパートナーページ」も表示される。遅延あるいは先行時間、実際の平均ペースとともに、赤いランナーとグレーのランナーが走るイラストが出現する。赤いランナーは自分で、グレーは目標設定した5分40秒ペースだ。赤が先行していれば記録を上回るペース、グレーが先行していればそれに追いつかないと記録は達成できない。

ハーフマラソン開始!fenix 5を活用

午前10時にスタート。あらかじめランモードにしておけばGPSが位置情報を補足し始めて数十秒後には現在位置を特定する。最後尾から走り始めてスタートラインをまたいだところで右上のボタンを押して計測開始。途中のラップタイムは右下ボタン。ゴールしたら右上ボタンを押せば、コースマップ、高低差、ペース、心拍数、ピッチ(歩数)、気温が記録される。さらには走行中の1km、5km、10kmの距離において最も速く走ったタイムも自動的にピックアップされる。これらは「自己ベスト」としてGarmin Connectに記録されるのである。

この大会は6年連続の参加である。気仙沼大島のコースはアップダウンの連続で、上り坂になるとペースダウンし、下り坂で挽回するというパターンが波状的に続く。過去5回の大会では雪、暴風雨もあって泣かされたが、この日は気温20度を超える猛暑となった。そんな過酷な状況でもfenix 5に表示される数値を頼った。できるだけ冷静になって1kmごとのラップを地道に重ねていく。

インプレ筆者の最大心拍数は166なので、それを入力しておくと心拍数の領域が自動計算される。リラックス(Z1)83~100、イージー(Z2)100~116、モデレート(Z3)116~133、ハード(Z4)133~149、エキスパート(Z5)149~166なのだが、スタート直後からオレンジに色づけされたハードゾーンに突入していたので、前半の折り返しまではレッドのエキスパートゾーンに入らないように、はやる気持ちを落ち着かせた。

運動中でも見やすいディスプレイ

最も重要なのは設定ペースだ。「バーチャルパートナーページ」では上り坂になるとグレーのランナーが先行していき、遅れが最大35秒まで広がってしまった。しかしあせらずに下り坂で徐々に挽回していくうちに、赤いランナーがグレーを追い抜いていき、20秒ほどのアドバンテージを得る。アップダウンごとにその繰り返しだ。過去5回の大会はコースが長く感じたが、左手首にしたデバイスを何度もチェックしていたので、とても短く感じた。手首を折り返して数値を確認したあとは、両腕をだらりと下げてリラックスするようにした。

高解像度フルカラーGarmin Chroma Displayは、この日の強烈な日差しの下でも優れた可読性を発揮した。光の反射と透過を同時に行う半透過技術により、強烈な日光の下でもディスプレーをはっきりと読むことができるようだ。

ゴールに到達、その記録は…

そしてゴール。記録はなんと1時間57分10秒。2時間切りどころか、自己ベストの大幅な更新である。なにがよかったかといえば、ペース設定が走行中常に確認できたこと。心拍数をときおりチェックして最後まで無理をしなかったこと。猛暑でオーバーヒートしてラストにペースダウンする参加者も多かった。そしてなによりも、トレーニング実績を記録するなどで楽しく継続的に練習できたことが記録更新につながったはずだ。

ちなみにハーフマラソンの前日にはロードバイクで汗を流して調整をしたが、このときもfenix 5で心拍数をチェックするなどで翌日に疲れが残らないように心がけた。リカバリーに要する時間もデバイスに表示されるのでそれも参考したのは言うまでもない。

インプレ後編では今回のハーフマラソンやサイクリングで取得したデータをスマホのGarmin Connect Mobileアプリやパソコンのgarminconnect.comサイトでチェック。これからも健康ライフを維持できるように詳しく分析してみたい。

《山口和幸》

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