マイカーやめて自動運転タクシーへ、日本人の半数以上が選択の可能性…ローランドベルガー

自動車 ビジネス 企業動向
ボッシュの自動運転タクシーのイメージ
ボッシュの自動運転タクシーのイメージ 全 1 枚 拡大写真

ドイツに本拠を置く欧州最大の経営戦略コンサルティング会社、ローランドベルガーは4月25日、自動車産業で起きる非連続な変化を読み解く「Automotive Disruption Rader」調査の結果を発表した。

この調査の目的は、自動車産業が大きな変革期に直面している現在、新しいモビリティの考え方や自動運転、相互接続性、デジタルサービス、電動化など、非連続な産業変化と影響度を定期的に調査すること。世界の主要10カ国(中国、ドイツ、フランス、イギリス、インド、日本、オランダ、シンガポール、韓国、米国)において、1万人以上にアンケート調査を行った。

自動運転に関しては、全体の46%の回答者が、「ロボットタクシーを自由かつ低価格で利用できれば、今後は自家用車を購入しない」と意思表示。このように回答したのは、とくに人口密度の高い都市のある国が多く、オランダ59%、日本56%、シンガポール51%となった。

その一方、国土面積の広い国が、自動運転に消極的な傾向を見せる。米国では35%、インドでは33%、中国では27%という結果に。

ローランドベルガーは、「自動車産業は、過去130年間で最大の変革期に直面している。急進的な変革は、全ての関連産業に大きな影響を与える。従来のバリューチェーンは消失し、新たなビジネスモデルが誕生する。現在の自動車メーカーやサプライヤーは、変化する市場勢力図に対処する必要がある」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る