英国自動車工業会(SMMT)は4月27日、3月の英国における自動車の生産実績を公表した。総生産台数は、3月としては2000年以降で最多の17万0691台。前年同月比は7.3%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
17万0691台を英国向けと輸出分で分けると、英国向けが3万9853台。前年同月比は2.2%減と、4か月連続のマイナス。輸出分は13万0838台で、前年同月比は10.6%増と、2桁増を維持する。
英国に生産拠点を置く主要自動車メーカーは、トヨタ、ホンダ、日産、ジャガー・ランドローバー、BMWグループのMINIとロールスロイス、フォルクスワーゲングループのベントレーなど。
2016年の英国自動車生産台数は、過去17年で最高の172万2698台。前年比は8.5%増だった。2017年第1四半期(1~3月)は、2000年以降では最多の47万1695台。前年同期比は7.6%増だった。
英国自動車工業会のチーフエグゼクティブ、マイク・ホーズ氏は、「英国の自動車生産は、過去数年間の数十億ポンドの投資のおかげで加速している。大きな要因は最新のクリーンディーゼルであり、将来の成長と雇用にとって不可欠」と述べている。