【新聞ウォッチ】JR東日本の豪華列車「四季島」出発進行---3泊4日最高95万円の東北・北海道セレブの旅

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「四季島スイート」はメゾネットタイプ。階下部に寝室、階上部に和室を設けている。
「四季島スイート」はメゾネットタイプ。階下部に寝室、階上部に和室を設けている。 全 4 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年5月2日付

●佐川も大口値上げへ、宅配量増、人件費上昇で(読売・2面)

●ポスト榊原絞り込みへ、日立・中西会長有力の見方、経団連会長人事(読売・7面)

●「豪華ホテル」北へ走る(読売・25面)

●4月新車販売前年比9.2%増、国内、回復鮮明に(朝日・6面)

●アマゾン格安品届かぬ被害、出品者と連絡取れず、情報流出恐れ(朝日・26面)

●「安全な車」開発競う、メーカーの顧客説明過大(毎日・4面)

●東京五輪・ロードレース、ゴール富士スピードウェイで調整、渋滞緩和、経費削減に期待(毎日・26面)

●上野発の豪華クルーズ、寝台列車・四季島デビュー(産経・20面)

●410円タクシー短距離2割増、導入3か月、大手4社。会社員や主婦気軽に(日経・3面)

●東南アジアで修理店網、三菱ふそう 顧客囲い込み(日経・13面)

●車IT化に特許訴訟リスク、米社、トヨタなど訴え、和解金目当てか(日経・13面)

●スズキ、世界生産最高に、今年度321万台(日経・13面)

ひとくちコメント

今年のゴールデンウイーク(GW)期間中の大きな目玉のイベントのひとつでもあるJR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」の出発式が、上野駅で開かれた。

5月1日の夕刊でも「四季島フィーバー東北期待」(読売)や「四季島出発わくわく」(毎日)、「四季島豪華な旅立ち」(東京)などと報じたほか、夕刊のない産経もきょうの社会面で「上野発の豪華クルーズ寝台列車・四季島デビュー」と、午前11時40分に上野駅長の合図で出発した高級感のあるシャンパンゴールドの車両のカラー写真とともに、大きく取り上げている。

記事によると、記念となる最初の列車の乗客は17組33人。上野駅にあるラウンジ「プロローグ四季島」でくつろいだ後、サービス係のトレインクルーの案内で専用ホームの「新たな旅立ちの13.5番線」から車内へ乗り込んだという。

この日、上野駅を出発したのは3泊4日のコース。まずは東照宮のある日光に寄ってから、青函トンネルを通り北海道へ向かい、函館や温泉で有名な登別などを巡る予定。また、青森県内では五能線のリゾート列車に乗るコースと三内丸山遺跡などを見学するコースのいずれかを体験し、日本海側を経て5月4日に上野駅に戻るそうだ。

四季島は全10両編成で定員は34人。最高級客室の「四季島スイート」は2層のつくりのメゾネットタイプで車窓からの移りゆく景色をゆっくりと楽しめて、掘りごたつや檜(ひのき)風呂も備えているという。料金は74万~95万円(2人1室の場合)だが、すでに1年後の2018年3月分まで完売しているそうだ。

豪華列車の先駆けはJR九州の「ななつ星in九州」。人生いろいろ、豪華列車に乗る人もいろいろだが、当時は軽自動車が買えるほどの料金の豪華な列車に乗る人が本当にいるのかと思っていたところ、関西に住む友人夫婦がいち早く利用。

旅好きだった夫人が末期のがんを患い、ふたりの旅の最後の思い出になるようにと、予約開始と同時に申し込んだという。惜しくも数か月後に夫人は天国に旅立ったが、今でも旅先での写真を眺めては「ななつ星で巡った九州の旅は一生忘れない」というほどの素晴らしい思い出になったそうだ。

《福田俊之》

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