欧州自動車工業会(ACEA)は5月4日、2017年第1四半期(1~3月)の欧州市場における代替燃料車の販売実績を公表した。総販売台数は21万2945台。前年同期比は37.6%増と大きく伸びた。
21万2945台の中で最も多いのが、ハイブリッド車。第1四半期は11万1006台を売り上げ、前年同期比は61.2%増と大幅な増加。トヨタが『C-HR』の投入などにより、前年同期比58%増と牽引役を果たす。
また、EVとプラグインハイブリッド車(PHV)は、第1四半期、4万7196台を販売。前年同期に対して、29.9%増と好調だった。このうち、EVは前年同期比49%増。PHVは13%増だった。
天然ガス車およびプロパンガス車は回復。第1四半期は5万4743台を売り上げ、前年同期比は10.4%増とプラスに転じた。
五大主要国では、スペインが前年同期比87.4%増と大きく伸びた。以下、ドイツが67.5%増、英国が29.9%増、フランスが24.8%増。イタリアは17.2%増と回復している。