ダイムラーなど欧州7社、個人データの新プラットフォーム構築へ…オンライン登録を一元化

自動車 テクノロジー ネット
ダイムラー(参考画像)
ダイムラー(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

ドイツの自動車大手、ダイムラーは5月8日、ドイツ銀行やドイツ保険最大手のアリアンツなど欧州7社と共同で、オンライン登録の一元化のために、個人データを管理する新たなプラットフォームを構築すると発表した。

このプロジェクトには、ダイムラー、アリアンツ、ドイツ銀行をはじめ、大手出版社のアクセルシュプリンガー、大手金融会社のポストバンク、地図および位置情報サービス会社のHERE、テクノロジーシンクタンクのCoreの7社が参画。

顧客はいわゆる「マスターキー」を使用。このひとつのキーによって、さまざまな企業のオンラインサービスに、登録やログインすることを可能にする。利便性が向上するだけでなく、より安全で最高水準のデータセキュリティとデータ保護を実現することを目指す。

また、このプラットフォームは、ドイツ政府と政府の管轄下にある政府機関で管理されている進行中のプロジェクトと、オープンで互換性があるように設計。デジタル決済サービスやデジタル金融サービスの開発も、プラットフォーム上で可能にする。

ダイムラーファイナンシャルサービス取締役会のKlaus Entenmann会長は、「我々が設計しているプラットフォームは、オンラインクライアントにとって大きなメリットをもたらす。これは、伝統的なファイナンスおよびリース事業だけでなく、最も成長が著しい事業領域のひとつ、モビリティコンセプトにも適用される」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る