【三菱ふそう トラック バス 新型】リストセーヤ社長「安全は最も重要な責務」

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三菱ふそう リストセーヤ社長
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三菱ふそうトラック・バスは5月15日、大型トラック『スーパーグレート』と大型観光バス『エアロクィーン/エアロエース』の新型車を同日、発売したと発表した。トラックは21年ぶりの全面改良、観光バスは10年ぶりの大幅改良となった。

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新型車は安全性、経済性、快適性を共通のコンセプトに設定、新開発の軽量エンジンシリーズと機械式自動変速機(AMT)を標準搭載した。エンジンは従来12.8リットルだったのを10.7リットルと7.7リットルにダウンサイジングし、軽量化などを図った。バスは7.7リットルのみ搭載している。

新開発のAMTはトラックが12段式、バスは8段式で手動変速機が主流の大型観光バスへの標準搭載は国内では初という。トラックやバスのドライバー不足という課題に、AMTによる操作性や快適性でアピールしていく。エンジンの小型軽量化などで燃費性能はトラックで最大15%、バスでは同10%改善した。また、衝突被害軽減ブレーキの性能向上や国内初となる左折時の巻き込み事故の防止をサポートする「アクティブ・サイドガード・アシスト」(トラックのみ)など安全技術も大幅に充実させた。

さらに、トラックでは新開発のテレマティクス技術である「トラックコネクト」により、リアルタイムで車両の位置や、燃費、走行状態などを把握できるようにした。また、トラック、バス向けに、将来の自動運転技術にもつながる車間距離保持機能付きのオートクルーズ機構「プロキシミティー・コントロール・アシスト」を新開発、自動停止と自動発進もできるようにしている。

販売計画は明らかにしていないが、三菱ふそうの国内シェアは、大型トラックで25%程度、大型観光バスはトップの37%となっており、この水準の引上げを狙っていく構えだ。千葉県浦安市で開いた発表会でマーク・リストセーヤ社長は、安全技術について「最も重要な当社の責務であり、人と貨物、そしてトラックに乗っていない人の安全も守っていく」と、かつてのリコール隠しの負の歴史も踏まえて強調した。

また、「(大型車の)多くの課題に立ち向かうことは当社のチャンス。投資は十分に行ったので新しい市場をつくり出していきたい。ふそうは回復の一途にあり、これからお客様と旅立っていきたい」と話した。また、三菱ふそうバス製造の社長も兼ねる菅野秀一・バス事業本部長は、観光バスへのAMTの標準搭載について「2010年に大型路線バスへ先行してAT(自動変速機)を搭載して業界標準としたように、今回のAMTでも業界の事実上の標準となるように育てたい」と語った。

《池原照雄》

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