【実践! サウンドチューニング 上級編】ハイエンドシステムにおけるイコライザー調整の勘どころ その6

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クラリオン・フルデジタルサウンドの「イコライザー」の調整画面。
クラリオン・フルデジタルサウンドの「イコライザー」の調整画面。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオの音の善し悪しに大きな影響を与える「サウンドチューニング」について、そのテクニックを解説している当連載。現在は「ハイエンドシステムにおけるイコライザー調整の勘どころ」をテーマにお贈りしている。

今週も、具体的な注意事項をご紹介していく。まずは、調整における最重要事項の1つを、改めてお伝えしておきたい。それは、自分としての“リファレンス(基準)”となる音を見つけておくこと、である。特に「イコライザー」調整では、各楽器の音色やボーカルの響き方等が変化していく。そして調整していると、正解が何なのかを見失うことも起こり得る。そんなときに、戻って確認できる拠り所を持っておきたいわけなのだ。

何を“リファレンス”とするかは、各自の自由でいい。ご自分のホームオーディオの音でもいいし、行きつけのプロショップのデモカーの音でもいい。正解だと思えるシステムを、早い段階で見つけておきたい。

そして、改めてお伝えしておきたい重要項目がもう1つある。それは、「イコライザー」を調整したら、そのあとで、「タイムアライメント」や「クロスオーバー」についてももう1度確認をする、ということである。各調整項目においてそれぞれの値を変化させると、他の項目の調整値に影響を及ぼすことが多々ある。例えば、「イコライザー」の設定を変えたことで、「タイムアライメント」の設定も変えなくてはならない、というような状況が生まれることが、往々にしてあるのだ。ぜひとも、覚えておいていただきたい。

なお、「イコライザー」、「タイムアライメント」、「クロスオーバー」がチューニングメニューの主要3要素であるのだが、「タイムアライメント」の中で行うこととなる「レベル」調整も、実は相当に重要な調整項目である。全体の仕上がり具合には、「レベル」調整が、結構キモとなる。他の項目を確認し直すときには、くれぐれも「レベル」調整の確認もお忘れなきように。

今週はここまでとさせていただく。次週からは新章に突入する予定だ。お楽しみに。

【実践! サウンドチューニング】上級編 Part.4「ハイエンドシステムにおけるイコライザー調整の勘どころ」その6

《太田祥三》

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