日産自動車は、平成29年春の褒章において、同社栃木工場工務部第一工務課に所属する矢嶋渡氏が「黄綬褒章」を受章し、16日に伝達式が行われたと発表した。
黄綬褒章は、その道一筋に業務に精励し衆民の模範である人を対象に贈られるもので、矢嶋氏は、同社で40年間、自動車製造設備保全に従事している。今回の受賞では、塗装品質を左右する設備の安定稼働に同氏の卓越した設備診断・分析技能が活かされ、栃木工場において業界トップレベルの塗装品質が実現したことなどの功績が認められた。
なお同氏は、平成25年度に「卓越した技能者」栃木県知事賞を受賞並びに「とちぎマイスター」に認定されるとともに、平成27年度に「卓越した技能者」厚生労働大臣賞「現代の名工」を受賞し、今回の黄綬褒章の受章に至った。