【GARMIN vivofit jr. インプレ前編】キッズ向けのライフログバンド登場!

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ガーミンの人気ライフログバンド、vivofit(ヴィヴォフィット)シリーズに子供向けの「vivofit jr.(ヴィヴォフィット・ジュニア)」が登場した。対象年齢は3~10歳で、カラダを動かしたり家事の手伝いをしたりするのが楽しくなるようなさまざまな仕掛けが搭載されている。

外で遊んだり、家事のお手伝いに楽しさをプラス

アクティビティトラッカー、あるいはライフログバンドと呼ばれるウェアラブルデバイスもいよいよキッズ向けが出たか!部屋に閉じこもってゲームなどに没頭しがちな現代っ子に、外で走り回ったり、家事のお手伝いをしたりするという楽しさを再認識してもらうのがvivofit jr.の開発コンセプトだ。

今回インプレしたカラーはデジタルなカモフラージュ柄のディジカモ。これ以外にブロークンラヴァ、女のコに注目されそうなリアルフラワーが用意されている。価格は9241円(税別)。

運動量の指標となる万歩計をベースにしていて、スイミングにも対応した防水性能を備える(水中または水に濡れた状態でボタン操作は行わないでください、と操作マニュアルに表記)。お父さんやお母さんは手持ちのスマホで子供たちのステップ数や活動時間をモニタリングできる。お手伝いとしてなにをしてもらうかをパーソナル設定し、それを達成したら、あらかじめ子供たちと約束した「ごほうび」を提供する。イメージとしてはそんな感じだが、ちょっと漠然としていると思うので後述していきたい。

vivofit jr. は今年の最新モデル

ガーミンが初代vivofitを発売したのは2014年5月だ。ディスプレイは直径25.5mm、高さ10mmと大きめで、表示される文字もかなり大きかった。2015年5月に二代目となるvivofit2が登場。ベルトを留める部分が改良され、バックライトが搭載されたので夜間でも数字が見えるようになった。さらに2016年4月にvivofit3が発売された。ディスプレイが10×10mm(vivofit2は25.5×10mm)と小型化されたが、64×64ピクセルの3カラー表示となり、文字が小さくてもクリアに。また、腕時計の針を読むように手首を向ければデジタル数字が自然に読めるようになった。

つまりガーミン社のvivofitシリーズは毎年春にニューモデルをリリースしてきた実績があり、その第4弾がvivofit jr.。これまでの基礎研究をベースに初めてのキッズモデルとしてリリースされた。ちなみに大人向け最新モデルのvivofit 3は9241円(税別)と同価格。大人用と子供用、どこがどう違うかを検証していく前にvivofit jr.の仕様を確認してみよう。

子供向けながらも、解像度も本体サイズも大人用と同様

ボタン電池1個で約1年間の稼働時間はvivofitシリーズの普遍的な魅力だ。光学式心拍計やGPS機能を搭載していないシンプル設計で、そのため省エネだから充電は不要。チャージングケーブルもない。家電店やコンビニなどで購入できるCR1632ボタン電池を年に1回交換すればいい。もちろん新品電池なら軽く1年以上は稼働するが、きりがなし、思わぬところで電池切れしたりすると大切なデータを消失してしまうので購入日をメモしておいて1年経過したら交換することをオススメしたい。

スイミングをしても水が浸入しない本体を、軽量で耐久性に優れたラバーバンドで包み込む。これまでのvivofitは手首の太さに対応するバンド穴形式だが、vivofit jr.は伸縮性のあるワンピースバンド。小さく活発な子供たちにぴったりで、簡単に着脱できる。着用しているのを忘れてしまうほど軽いので、休み時間からクラブ練習、プール、さらには1日の終わりとなるベッドまで身に着けていられる。

大人である筆者がインプレのためにむりやり着用してみたのだが、手首が強く締めつけられてしまい早々に断念。まあ10歳以下のキッズ用だから当然だ。もし仮に手首がとても太い子供が着用するのなら大人サイズのアクセサリーバンド(別売)を購入すればいい。ディスプレイサイズも解像度も本体サイズも大人用のvivofit 3と同じ。サイズが同じということはvivofit 3に提供されている別売の交換用バンドが選べるということだ。

子供用にある機能、ない機能を紹介

基本機能はステップ数(万歩計)、睡眠時間、1日の運動目標(60分)を記録すること。子供たちがどれだけアクティブな活動をこなしたかは、iOS/Android対応アプリを使用して保護者がチェックできる。デバイスとスマホのペアリングを済ませておけば、デバイス側のボタン操作でデータを送り込むことができる。1台だけでなく複数のvivofit jr.を追加することも可能で、兄弟姉妹などそれぞれのステップ数、活動量が手持ちのスマホで確認できる。

vivofit 3にあってvivofit jr.にない機能は自動ゴールと内蔵G(加速度)センサーだ。実際に試してみると、加速度センサーがないことで、大人用よりも歩数カウントが伸びないように感じた。vivofit jr.はしっかりと腕を振るようなアクティブな運動を求めているということにもなる。

パソコン接続のためのANT+通信もvivofit jr.はできない。つまり保護者のスマホと連携して使用することだけが考慮されている。vivofit 3は別売心拍センサーを用意すれば心拍数が表示されるが、それもできない。というか、活発なキッズにそれはあまり必要ないかも。

インプレ中編では対応アプリをコントロールして、子供たちが楽しく活発になる仕組みをさらに紹介していきたい。

《山口和幸》

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