【第101回インディ500】予選第1日…佐藤琢磨、渾身のアタックで2位、アロンソもファスト9進出

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佐藤琢磨(インディ500)
佐藤琢磨(インディ500) 全 4 枚 拡大写真

インディ500=インディアナポリス500マイルレース、20日が予選第1日。この日勝ち抜くと、決勝グリッドのポール・ポジションを決める、21日の「ファスト9」に進出できる。

午前11時開始が予定されていたが、激しいサンダーストームにより午後4時に延期された。そして、この雨がこの日の流れを大きく変える。本来は気温の上がる前、早い順番のくじを引いたドライバーが有利と思われていたのが逆の結果となったのだ。

まだ気温の高い時間にコースインした有力ドライバーのひとりライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポート)はダウンフォースを付け過ぎたこともあったか、まったくスピードが伸びず13位に沈んだ。中盤にアタックしたフェルナンド・アロンソは、チームメイトのハンターレイの失敗を反映させ、見事ファスト9に残る7番手のスピードを記録した。

予選終盤、アレクサンダー・ロッシ、マルコ・アンドレッティ、佐藤琢磨というアンドレッティ・オートスポートの3人が並んでコースインを待つ中、ポール・ポジションの最有力候補だったセバスチャン・ブルデーがクラッシュした。ターン2に右フロントから突っ込み転がったマシンは大破。ブルデーは骨盤骨折の重傷を負った。

スピードウェイが嫌な空気に包まれたが、その間に気温も下がりトラック・コンディションは逆にどんどん良くなっていたのだ。琢磨は4周平均230.382マイル/hという驚愕のスピードでトップに立った。その後、更に気温が下がり、エド・カーペンターひとりが琢磨のスピードを上回ったが、その差はタイムにして4周でわずか0.0585秒という僅かなものだった。

琢磨、アロンソともにポールポジションから9位までの決勝グリッドを決定する、翌日曜のファスト9へ進出を決めた。

《重信直希》

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