ニッキー・ヘイデン急逝 ホンダ社告

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ニッキー・ヘイデン(2015年MotoGP第10戦、インディアナポリスGP)
ニッキー・ヘイデン(2015年MotoGP第10戦、インディアナポリスGP) 全 5 枚 拡大写真

「ヘイデン選手に対して心から感謝するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」。スーパーバイク世界選手権に参戦中のニッキー・ヘイデン選手の悲報に、ホンダがメッセージを出した。

事故の経緯を説明すると共に、「豊富なキャリアを活かしたベテランとして今後の活躍が期待されるライダーでした」と、その死を惜しんでいる。

同社社長の八郷隆弘氏もコメントを寄せた。全文は以下の通り。

「ニッキー・ヘイデン選手の逝去の報に接し、大きな驚きと悲しみを感じています。ヘイデン選手は早くからロードレース界で活躍し、2006年にはHondaのワークスライダーとしてMotoGPでタイトル獲得を果たすなど、Hondaの二輪レース活動に大きく貢献してくださいました。アグレッシブな走りや明るい人柄は多くのファンを魅了しました。これまでのHondaライダーとしての多大な功績に感謝するとともに、ニッキー・ヘイデン選手ならびにご家族に対し、謹んで哀悼の意を表します」

同社によると、ヘイデン選手はイタリアのイモラサーキットで開催されたスーパーバイク世界選手権第5戦後、同国リミニ近郊で自転車トレーニング中に自動車と接触事故に遭遇した。

いったんはリミニ近郊の病院に救急搬送されたが、その後チェゼーナにあるマウリツィオ・ブファリニ病院の集中治療室に移さた。懸命の治療を続けたが、現地時間5月22日19時9分に亡くなっている。享年35歳。

ヘイデン選手は2003年、ホンダワークスチームであるRepsol Honda TeamからMotoGPクラスにデビュー。06年には最終戦までもつれ込む激しい争いの末に年間チャンピオンを獲得した。

昨年からスーパーバイク世界選手権へ参戦。16年・年間総合5位を獲得。この年の鈴鹿8時間耐久レースにもMuSASHi RT HARC-PRO.から参戦した。今年も大いに活躍が期待された矢先の出来事だった。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BYD、国内EV累計販売が5305台に…5000台目の『シーライオン7』を納車
  2. 『デュカト』ベースで4名就寝を実現、トイファクトリーの新型キャンピングカー『ブルージュ』の内装をチェック
  3. 「ついに樹脂バンパーやめるのかー」ルノー『カングー』が大きくイメチェン! 装備の充実に「豪華ングー」の声も
  4. 『ランクル250』の乗り降りをラクラク快適に、穴あけ不要の専用「電動サイドステップ」発売
  5. 純正を活かす快適システム! こだわりが光るノアの高音質カーオーディオ[Pro Shop インストール・レビュー]by ZEPT
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る