国交相、広島電鉄の運賃改定を認可 8月1日から値上げ

鉄道 企業動向
広島電鉄は8月1日に運賃値上げを実施。超低床式電車の導入などを進める。写真は超低床式電車の1000形。
広島電鉄は8月1日に運賃値上げを実施。超低床式電車の導入などを進める。写真は超低床式電車の1000形。 全 3 枚 拡大写真

広島電鉄は5月23日、国土交通大臣に申請していた旅客運賃の上限変更が認可されたと発表した。これを受けて同社は8月1日に運転を改定する。

発表によると、8月1日以降の普通旅客運賃(大人)は、軌道が180円(白島線は130円)。鉄道は3kmまでが140円、3~6kmが160円、6~10kmが190円、10~14kmが210円、14~17kmが230円になる。いずれも今より20円の値上げになる。定期旅客運賃も値上げされるが、割引率は変更しない。

広島電鉄は、広島市内を中心とした路面電車ネットワークを展開。利用者数は1995年度をピークに減少しており、その一方で老朽化した車両の更新など経費が増加している。同社は今年5月9日、2018年3月期の連結営業損益が9000万円の赤字になるとした見通しを発表した。

広島電鉄は超低床式電車の導入を引き続き進めるほか、駅・停留場のバリアフリー化やICカード全国相互利用サービスの導入なども実施。サービスの改善を進めていく方針だ。

《草町義和》

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