【ホンダ シビック プロトタイプ】セダンとは走り変えたハッチバック…燃料はハイオク

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ホンダ・シビックハッチバック・プロトタイプ
ホンダ・シビックハッチバック・プロトタイプ 全 4 枚 拡大写真

ホンダは5月23日、7月下旬に発表予定の日本仕様の新型『シビック』プロトタイプを千葉県袖ケ浦市のサーキットで報道関係者に初公開した。4ドアセダン、5ドアハッチバックおよびスポーツ車『タイプR』の3機種を投入する。

シビックの日本市場登場は、限定販売してきたタイプRを除くと6年ぶりとなる。1972年の初代投入から10代目となる新型車のセダンとハッチバックは全幅が1800mm、全高やシートのヒップポイントは前モデルより20mm下げており、一見して「ローワイド」で大きくなったとの印象だ。排気量1.5~2.0リットル級の「Cセグメント」だが、グルーバル市場を意識したため車体サイズはワンランク上と言ってよい。

エンジンはいずれも直噴ターボで、セダンとハッチバックはいずれも1.5リットル。変速機はターボ用に開発し、セダンはCVTのみだが、ハッチバックはCVTと6速MTを設定した。エンジンは同一ベースのため最大トルクは220Nm(1700~5500rpm)と同じだが、最高出力はセダンが173馬力(127kW)、ハッチバックが182馬力(134kW)と異なる。ハッチバックは燃料が高出力を追求できるハイオクになっており、開発担当者によると「燃焼制御の変更も加えて出力を高めた」という。

セダン、ハッチバックとも反応の良い軽快な走りは共通するが、乗り比べてみると若年層へのアピールを狙っているというハッチバックは、よりスポーティーに振った走りが体感できた。タイヤもハッチバックは18インチのみ、セダンは17インチと16インチと差を付けた設定としているほか、エンジン音のチューニングもセダンが静粛重視なのに対し、ハッチバックは音量を高めて爽快さを追求している。

シビックシリーズはグローバルでは、より燃費性能の高い1.0リットル直噴ターボエンジンを設定したモデルも販売している。欧州のハッチバック、中国でのセダンだ。ただ、日本での1.0リットルの設定予定は今のところなく「シビックのど真ん中である1.5リットル一本で行く」(本田技術研究所の三部敏宏専務執行役員)としている。

《池原照雄》

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