トヨタ豪工場、資産売却を開始…世界の買い手が大きな関心

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オランダに本拠を置くヒルコ・インダストリアル・アクイジションズは5月23日、トヨタ自動車のオーストラリア工場の資産売却プロセスを開始した、と発表した。

トヨタのオーストラリア工場は、メルボルンのアルトナノースに立地。2017年10月3日をもって、工場は閉鎖される。

同工場では、1994年からハイブリッド車を含め、トヨタ『カムリ』、『オーリオン』、『アバロン』を累計340万台以上生産。オーストラリア国内で販売されるか、中東・アジア市場に輸出されてきた。

工場の売却プロセスには、パワートレインライン、プレス工場、溶接工場の設備、塗装工場の表面加工・熱加工設備、プラスチック塗料吹き付けを含む樹脂工場、組み立て設備までのすべての生産部門が含まれる。すでに、機械設備に対して、アジアから北米までの世界的な買い手から、大きな関心が寄せられているという。

ヒルコ・インダストリアル・アクイジションズのロバート・ブーランドCEOは、「これは非常に状態の良い機械設備資産の売却として、前例のないもの。旧式の自動車製造設備を備えていることが多い破産案件でなく、むしろ施設統合であるため、この施設の資産の有用性は異例」と述べている。

《森脇稔》

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