高速道路の休憩に道の駅を使う実験...新東名「新城IC」で

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空から見た新東名新城IC、道の駅もっくる新城も映っている
空から見た新東名新城IC、道の駅もっくる新城も映っている 全 3 枚 拡大写真

高速道路の休憩施設に道の駅を使うETC2.0を使った実験が、愛知県新城市で始まる。

国土交通省中部整備局と中日本高速が合同で行うもので、新東名「新城(しんしろ)IC」から出入りして道の駅「もっくる新城(しんしろ)」を使う。

この近くには長篠設楽PAがあるが、高速道路利用者にとっては、道の駅が休憩所代わりになるだけでなく、一般道にあるガソリンスタンドで給油できるなどの利用の幅が広がる。また地域にとっては、より広い地域の人に使ってもらうことで集客の増加が見込める。

高速道路の休憩施設は25kmに1か所ほどが理想とされている。全国にはこの条件に当てはまらないところや休憩施設があっても、給油施設がない場合がある。高速道路利用者だけのために施設を作るのではなく、ETCを利用して出入りを管理することで、沿線にある道の駅などの施設を利用し、併せて地域の活性化を目指す。

実験では新城ICから出てもっくる新城を利用。1時間以内に同じ新城ICから入ることで、高速道路を降りなかった場合と同じ料金に調整する。再流入で来た方向に戻ることはできない。新城市での実験はETC2.0の搭載車両に限られ、従来のETC車載器は残念ながら使えない。

中部地方整備局は「実験では、対象となる車両のルートや滞在時間を知りたいため、ETC2.0に限っている」と話す。ETC2.0にはGPS機能が備わっているため、匿名の走行データを道路管理者が収集することができる。

6月24日の0時に新城ICを出た車両から対象になる。

《中島みなみ》

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