【テイスト オブ ツクバ】いろいろと距離が近い

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2017テイスト・オブ・ツクバSATSUKI STAGE
2017テイスト・オブ・ツクバSATSUKI STAGE 全 43 枚 拡大写真

「2017テイスト・オブ・ツクバ(T.O.T)SATSUKI STAGE」が、5月20~21日に筑波サーキットで開催された。2日間とも気温30度を超える真夏日となったが、前回を上回る7900人が来場した。

今回より2日間開催となりスケジュールに余裕ができたため、プログラムは大きな混乱なく進行された。時間が増えた事で中身が薄まったという感じはなく、アトラクションの回数も増えた事で、イベント全体の内容はむしろ濃くなったのではないだろうか。

T.O.Tに参加する車両は12種類のクラスに分類されており、違いを把握するには予習が必要かもしれない。レース自体は、レギュレーションで結果が一方的にならないように配慮されているので、細かい事は分からなくても目の前を猛スピードで競っていくマシンを見ているだけで十分に楽しめる。1レース当りの時間も15分前後と、見ている側も長すぎず短すぎずで集中しやすいようだ。

80年代のWGPで活躍していたマシンで再現したエキシビションレース『RRR80's世界GP』では、元GPライダーの原田選手本人がレース直後に会場に現れるというハプニングもありスタンドを沸かせた。

レース以外では、大型マシンでスタントショーを行うバイクエクストリームパフォーマンス集団「NO LIMIT JAPAN」が、とても大型とは思えない身のこなしで次々と技を決めた。

レースクイーンやキャンペーンガールによるチームやブースのPRと、その後に行われた撮影タイムでは、多くの来場者が華やかなシーンをカメラに収めていた。

来場者が自前のバイクで参加するカスタムコンテストは、手軽に参加できることもあり、多数の車両が展示されていた。カスタムマシンのトップが手にする『TOP OF DOGS』だけでなく、2輪業界の有名誌や番組や用品メーカーによる多数の賞があった。

サーキット内の調整池で開催される釣り大会 F/1(fishing 1)Grand Prix。今大会では、前回優勝者が自身の記録を11cmも伸ばし、73cmもの鯉を釣り上げ、再びチャンピオンの座に着いた。

筑波サーキットは観客席からコースまでの距離が近いことや、パドックエリアでも選手や車両までの距離感が近いなど、主催者の提案する『参加型かつ見せるレース・楽しい大人の運動会』という理念が体現されていた。

次回のはT.O.Tは11月11から12日に「KAGURADUKI STAGE」が開催される。

《安藤貴史》

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