【第101回インディ500】アロンソはレース内容に満足、そして“僚友”の琢磨を祝福

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アロンソにとっては充実感あるインディ500初挑戦だったようだ。
アロンソにとっては充実感あるインディ500初挑戦だったようだ。 全 6 枚 拡大写真

「第101回インディ500」に、優勝した佐藤琢磨の僚友としてスポット参戦したフェルナンド・アロンソ。首位走行するなど健闘するもマシントラブルで戦線離脱となった元F1チャンピオンが、琢磨を祝福するコメントを発している。

今季もマクラーレン・ホンダのエースとしてF1を戦っているアロンソは今回、同日決勝のモナコGPを欠場して、インディ500に初出場した。

これは世界3大レース(モナコ、インディ500、ルマン24時間)制覇をめざしての動きで、ホンダとマクラーレンもアロンソを全面支援。アロンソは佐藤琢磨らを擁するホンダ勢のインディ強豪チーム、アンドレッティ・オートスポーツ(Andretti Autosport)に加わり、「マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ」というエントラント名での参戦実現となった。

初のインディ500で予選5位。そして決勝でも首位走行を経験するなど健闘したアロンソだが、終盤、マシントラブルで戦線離脱という残念な結末に(リザルト上は24位)。しかし彼は大いに戦いを楽しんだようだ。そしてF1でもかつて鉾を交えたことがある琢磨に祝福の言葉を贈っている。

#29 フェルナンド・アロンソのコメント
「レースを最後まで走りきれずに残念だ。出場するレースのすべてでゴールを目指しているけど、今日はそれが果たせなかった。しかし今日のレース、そしてこの2週間は、自分にとって非常に大きな経験となったよ」

「自分の能力を証明するため、そして自分自身にチャレンジする意味も込めてインディ500に出場したんだ。F1では誰とでも戦える自信があるけど、インディカーで同じように誰とでも勝負ができるかは分からなかったからね。競争をしているという感覚を持てたこと、インディ500でトップを走れたことは、自分にとって素晴らしいことだった。このレースで1周でもリードできたら最高だけど、トップで多くの周回を重ねることができたわけだしね」

「何度もオーバーテイクをして、(順位表示の)タワーを見たら(自分のナンバー)“29”が一番上にあった。ザック・ブラウン(マクラーレンのエグゼクティブディレクター)やスタッフは、ちゃんとそれを写真に撮ってくれているかな? と考えていたよ。その写真を自分の家に飾りたいからね。そして、サトウさん、おめでとう! アンドレッティ・オートスポーツ、おめでとう!」

スペイン出身、今年7月で36歳になるアロンソはルノー所属時代の2005~06年に2度、F1チャンピオンとなっており、モナコでも06年と07年(マクラーレン・メルセデス所属)に勝っている。過去にグラハム・ヒル(1962、68年F1王者=故人)しか達成者がいないとされる世界3大レース制覇にはインディ500の優勝とルマン24時間総合優勝が必要だが、アロンソは今後も挑戦の機会を探っていくものと見られている。

《遠藤俊幸》

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