ドゥカティジャパンは5月31日、『スクランブラーアイコン』などのサイドスタンドに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『スクランブラーアイコン』『スクランブラーアーバンエンデューロ』『スクランブラークラシック』『スクランブラーフルスロットル』『スクランブラーフラットトラックプロ』『スクランブラーイタリアインディペンデント』『スクランブラーシックスティ2』の7車種で、2015年5月8日から2017年4月13日に輸入された1958台。
サイドスタンドをブラケットに止めるピボットボルトの選定が不適切なため、規定トルクで締め付けても締結力が不足し、走行時の振動等によりナットが緩むことがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、サイドスタンドの位置を検出できず、安全装置が誤作動し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。
改善措置として、全車両、ピボットボルトを対策品に交換し、規定トルクで締め付け後、安全装置が正常に作動するか確認する。
不具合は3件発生、事故は起きていない。イタリア本社からの報告により届け出た。