災害発生後すぐに通行可能なマップを提供…ETC2.0と民間通行実績データを連携

自動車 社会 行政
官民ビッグデータによる災害通行実績データシステムの概要
官民ビッグデータによる災害通行実績データシステムの概要 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は、災害対応を強化するため、ETC2.0と民間通行実績データを活用した災害通行実績データシステムの運用を開始すると発表した。

昨年4月に発生した熊本地震では、ETC2.0の通行実績データとパトロールによる被災確認情報などを用いて、「通れるマップ」を作成・関係機関で共有し、啓開や緊急物資輸送の災害対応を実施した。

国土交通省では、熊本地震以降、ETC2.0だけでなく、民間の乗用車やタクシー、トラックが保有するデータも活用することで、高密度で高精度な通行実績データを実現するため、民間会社との調整やシステム改修を進めてきた。

今回、国土交通省とITSジャパンとの間で「災害時通行実績情報の提供に関する協定」を締結し、ETC2.0と民間データの双方を集約した「災害通行実績データシステム」の運用を開始する。提供するのはITSジャパンで、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、パイオニア、富士通、いすゞ自動車、ボルボグループ(UDトラックス)が協力する。

対象とする災害は震度6弱以上で、東京23区内は震度5強以上。災害が発生している地域を含む約80km四方のエリアが対象。

今後は、システムを活用した災害対応の強化を図るとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【BMW 120d 新型試乗】BMWのディーゼルが凄いことになっている!…中村孝仁
  2. トヨタ、新型スポーツカーを予告…12月5日ワールドプレミアへ
  3. アウディの5気筒エンジン、2026年に誕生50周年…最新の『RS 3』が伝統を継承
  4. 日野自動車・人事異動 2026年4月1日付
  5. 日産、新型コンパクトSUV『カイト』発表…新デザイン言語を反映
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る