ルノー、英企業と提携…EVバッテリーを家庭用に再利用へ

エコカー EV
ルノーのEVバッテリーを家庭用に再利用
ルノーのEVバッテリーを家庭用に再利用 全 3 枚 拡大写真

フランスの自動車大手、ルノーは6月5日、英国のPowervault社と提携し、EVのバッテリーを家庭用エネルギー貯蔵装置に再利用する取り組みを開始すると発表した。

EVに搭載されているバッテリーの寿命は、通常8~10年。しかし、これらの電池は家庭向けとしては、まだ利用価値がある。ルノーによると、Powervaultの家庭用バッテリーシステムに再利用された場合、ルノーのバッテリーには、最大10年の追加耐用年数があると推定されるという。

ルノーとPowervaultは、使用済みバッテリーのセカンドライフトライアルを2017年7月から、1年間にわたって行う予定。この試験では、50台の家庭用エネルギー貯蔵装置を、ソーラーパネルがインストールされている顧客の住宅に設置する。

また、この試験では、再利用バッテリーの技術的な性能と家庭のエネルギー貯蔵に対する顧客の反応を調査。将来の市場向けの展開戦略の策定に役立てる。このパートナーシップにより、Powervaultはスマートバッテリーユニットのコストを、30%削減できる見通し。

ルノーのNicolas Schottey氏は、「Powervaultとの家庭用エネルギー貯蔵におけるパートナーシップのおかげで、ルノーは再利用バッテリーのグローバル戦略に、新たな要素を追加できる」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  2. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  3. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  4. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  8. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  9. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  10. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
ランキングをもっと見る