神戸市内の北神線を運営する北神急行電鉄は6月7日、営業開始30周年記念のロゴマークとヘッドマークのデザインを募集すると発表した。募集期間は6月14日から9月15日まで。ヘッドマークは北神急行の車両に取り付ける。
北神線は新神戸(中央区)~谷上(北区)間7.5kmを結ぶ鉄道路線。新神戸駅で接続している神戸市営地下鉄西神・山手線との相互直通運転を行っている。谷上駅付近を除く全ての線路が山岳トンネルで、途中に駅はない。
1988年4月に阪急電鉄などが出資する北神急行の路線として開業したが、2002年4月には経営の悪化を受け、線路施設を神戸高速鉄道に譲渡。北神急行は神戸高速鉄道から線路を借り受けて列車を運行する体制に代わった。
発表によると、北神急行は2018年度を「30周年期間」と位置付け、イベントなどを開催する予定。これに伴い、イベントなどで使用するロゴマークとヘッドマークのデザインを公募することにした。
作品のデザインは「北神急行電鉄が『30周年』であることを表現していること」が条件。応募は北神急行のウェブサイトで受け付ける。ロゴマークとヘッドマークは候補を3点程度に絞る。その後、今秋開催予定のイベント「2017北神急行フェスティバル」で来場者による人気投票を行う。発表は11月上旬の予定だ。
ロゴマークの最優秀作品は、社員が付ける缶バッジやグッズなどで使用する。また、ヘッドマークの最優秀作品は北神急行7000系電車に取り付けて運行する予定だ。