【CESアジア2017】コンチネンタル、2つのイノベーションアワードを受賞

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コンチネンタルのインテリジェントガラス
コンチネンタルのインテリジェントガラス 全 2 枚 拡大写真

ドイツに本拠を置く自動車部品大手、コンチネンタルは6月7日、中国上海市で開幕したCESアジア2017において、同社の2つの新技術が、「CESアジア2017イノベーションアワード」を受賞したと発表した。

受賞のひとつ目は、インテリジェントガラス。ボタンにタッチするだけで、ほぼすべてのウィンドウで選択的または増分的な遮光ができるシステム。コンチネンタルは、乗員の快適性をさらに向上させるため、さまざまな新機能を追加した。自動車の電子通信システムに統合することで、ガラスを交通状況に合わせて動的に調整することができ、たとえば、光センサーへの接続のおかげで、太陽が当たっている箇所だけを暗くすることも可能。

また、キーレスアクセス制御およびスタートシステムのPASE(パッシブ・スタート&エントリー)もインテリジェントガラスコントロールにリンクすると、車両キーを持つドライバーが車に近づきながら、ウィンドウをどの程度暗くするかを調整することも可能。コンチネンタルのソリューションは、特定のフィルムだけに限定されてはおらず、EC(エレクトロケミカル)やPDLC(高分子分散型液晶)など、さまざまなテクノロジーと互換性がある。

ふたつ目の受賞は、コックピットの新たなデザインの可能性を提供する高品質3Dディスプレイ。コックピット内の機能とデジタルコンテンツに対する需要の増大は、車載ディスプレイのサイズが今後も拡大していくことを意味する。デジタルコンテンツを柔軟に表示するためには、完全にデジタル化されたクラスターが理想的。しかし、デザイン面での柔軟性は劣る。

そこで、コンチネンタルは、フラットディスプレイを凝視しなくても、デジタルコンテンツを楽しめるようにするため、光学的に結合された地形要素を特徴とする3Dディスプレイを開発した。

コンチネンタルのJurgen Heim氏は、「CESアジア2017で2つのイノベーションアワードを受賞したことを誇りに思う。さまざまな分野の専門家による認定は、コンチネンタルの最新技術と革新を称賛するもの」と述べている。

《森脇稔》

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