【スーパー耐久 第3戦】混戦となった4時間決勝レース、ST-XはY’s distraction GTNET GT-Rが優勝

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2017スーパー耐久第3戦
2017スーパー耐久第3戦 全 12 枚 拡大写真

2017年のスーパー耐久第3戦「SUZUKA“S耐”サバイバル」の決勝レースが11日、鈴鹿サーキットで行われ、ST-Xクラスは No.99 Y’s distraction GTNET GT-R(植松忠雄/星野一樹/藤波清斗)が今季初優勝を飾った。

【画像全12枚】

今回も予選から熾烈なタイムアタック合戦となり、盛り上がったST-Xクラス。2番手からスタートした99号車はスタートでトップに立つと、トップバッターを務めた藤波がレースをリードしていく。このまま独走状態に持ち込みたかったが、開始45分のところでセーフティカーが導入され、ここで予定を変更し1回目のピットストップを行なった。その一方で、現在ランキング首位のNo.1スリーボンド日産自動車大学校GT-Rなどはコースにとどまる作戦を選択し、レース中盤はピットストップのたびに順位が入れ替わる混戦となった。

その中でハイライトとなったのは残り1時間。藤波から植松、星野とバトンを繋いできて、最後のピットストップで再び藤波が乗車。ここで同時にピットストップしていたNo.3 ENDLESS・ADVAN・GT-Rが迅速な作業を見せ逆転しトップに浮上する。しかし、99号車の藤波はピットアウト直後から果敢に攻め立て、81周目のS字手前でオーバーテイクに成功。その後も気を緩めることができない接戦が続いたが、最後まで安定した速さを披露し、最終的に10秒のリードを築いて今季初のトップチェッカーを受けた。

2位にはNo.3ENDLESS・ADVAN・GT-R、3位にはNo.8 ARN Ferrari 488 GT3が続いた。

また1号車のスリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、途中に他クラスのマシンと接触しマシンにダメージ。緊急での修復作業を余儀なくされクラス7番手と苦しい結果となった。

またST-TCRクラスは最後の最後で逆転トップに浮上したNo.98 Modulo CIVIC TCR(黒澤琢弥/石川京侍/加藤寛規)が今季2勝目。ST-1クラスはNo.31 Nissoku Porsche991GT3 Cup、ST-2はNo.59 DAMD MOTUL ED WRX STI、ST-3クラスは#62 DENSO Le Beausset RC 350、ST-4クラスはNo.86TOM’S SPIRIT 86、ST-5クラスはNo.88村上モータースMAZDAロードスターNDが、それぞれ優勝を飾った。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. ダイハツがブランド総合で首位、『ロッキー』が小型SUV部門を制す…JDパワーの新車初期品質調査
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る