【CESアジア2017】パイオニア、テールランプ用のフレキシブル有機ELを世界初公開

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パイオニア フレキシブル有機ELパネルのテールランプ(CESアジア2017)
パイオニア フレキシブル有機ELパネルのテールランプ(CESアジア2017) 全 3 枚 拡大写真

パイオニアは、中国・上海市で6月7日から3日間開催された「CESアジア2017」に2年連続でブースを出展し、車載用の高機能音響機器や自動運転用のコックピット、照明機器など先進のカーエレクトロニクスに焦点を当ててアピールした。

照明機器は、今後自動車への展開が本格化する有機ELによるランプ類を参考出品した。このうち、ブレーキランプなどで構成されるテールランプでは、自在に曲げたり復元したりできる「フレキシブル有機ELパネル」を初公開した。

テールランプへの有機ELパネルはBMWなどのドイツメーカーが実用化で先行しているが、フレキシブル型は、まだ商品化されていない。パイオニアの有機EL照明部の大下勇車載担当部長は「フレキシブルなので、デザインの自由度が大幅に高まる。この技術で先行する外国勢を追い上げたい」と語った。開発を加速させながら、自動車メーカーや自動車用ランプメーカーに売り込みを図っていくという。

パイオニアはこの事業の本格立ち上げに向け、6月1日付で、コニカミノルタと折半出資による共同出資会社「コニカミノルタ パイオニア OLED」を東京都港区に設立した。コニカミノルタはフレキシブルパネルの製造装置や量産技術をもっており、パイオニアの車載エレクトロニクス事業でのノウハウと融合させ、両社は有機EL事業を強化する構えだ。パネルの生産は、コニカミノルタの山梨県内の専用工場で行う予定。

《池原照雄》

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