【GARMIN vivosmart 3 インプレ後編】加速度センサーの精度がすごい!どんなトレーニングをしたかしっかり記録

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非表示ディスプレイなので腕時計というよりアクセサリーっぽい感覚だ
非表示ディスプレイなので腕時計というよりアクセサリーっぽい感覚だ 全 15 枚 拡大写真

光学式心拍計が付いた最先端のスマートアクティビティトラッカー、vivosmart 3(ヴィヴォスマート・スリー)がガーミン社から新登場。軽くてしなやかなボディに活動量計として不可欠な機能を搭載して、ランやウォーキングのみならず、室内トレにも使える最強デバイスとなった。

精度の高い加速度センサー

アクティビティトラッカーは24時間着用することで効果を最大限に発揮するウェアラブルアイテムだ。そのために必要とされるのはわずらわしさがなく、つけているのを忘れてしまうほどの軽さとコンパクト性だ。だからアクティビティトラッカーに光学式心拍計が搭載されるとは、かつては夢にも思わなかった。初めて光学式心拍計が搭載されたモデルはそれなりに大ぶりだったが、vivosmart 3でここまでコンパクトに、軽量になった。もはや限界に近いサイズ・重量である。

vivosmart 3に搭載される2大機能はこの光学式心拍計と加速度センサーだ。そしてこの加速度センサーがこれまでよりもさらに高精度になり、アクティビティを自動判別する「Move IQ」の機動性を飛躍的に向上させている。Move IQとは腕に着けたトラッカーの動きを分析して、その動作がランニングなのかウォーキングなのか、どんな種目なのかを自動的に検出する機能だ。

加速度センサーの精度は極めて高く、これまでのライフログバンドにはないレベルを実現している。簡単な例を挙げれば、フロア昇降は実際に上った階数とかなり近い。そしてさらに驚くべき性能が実際にインプレしているうちに明らかになった。ジムで筋トレをすると、レップス(挙上回数)をカウントするだけでなく、なんと実施種目までズバリと特定するのである。

実践!vivosmart 3はちゃんとアクティビティをトラッキングできるのか?

vivosmart 3が守備範囲とするアクティビティはラン、ウォーク、カーディオ(エアロバイクやランニングマシンなどの有酸素運動)、筋力トレーニングだ。そこで今回はフィットネスクラブでvivosmart 3を着用したまま筋トレをやってみたのである。

画面を長押ししてメニューを表示し、人間がバンザイをしているイラストマークをタップ。さらにスクロールしてバーベルを持っているイラストを選択。ダブルタップするとタイマーが動き始める。これで筋トレの計測はオン状態になる。筋トレ種目のワンセットごとに挙上がカウントされるのだが、最初の数回は動作確認のために数字が動かないのが特徴。6回目からカウントが表示され始める。ワンセットを終えたら矢印をタップすると休息タイマーになる。休息を終えたら再び矢印をタップすると次のセットへ。こんな感じである。

こうして筋トレを終えたら、ガーミン社から無償提供されるスマホのGarmin Connect Mobileアプリ、パソコンのgarminconnect.comサイトと同期してみる。そうすると驚くべきことに、スクワット、ベンチプレスなどどんな種目を何回やったのかを見事に特定して表示してくれるのだ。レップ数と各セット間の休憩時間も記録されている。

これはどういう原理かというと、デバイスを装着している腕が開始地点に戻ると1回としてカウントされるようだ。筋トレ種目まで特定できるのは、例えば「垂直方向に1m下がって元に戻った」のならフリーウエイトのスクワット、水平方向に数十cm下がって元に戻った」のならマシンのベンチプレスと、プログラムされているのだと推測できる。そこまでできるのは加速度センサーの高品位化にほかならない。

トレーニング中はデバイスの数字を見たりするとフォームが崩れるのでよくないようだ。操作はセット間や休憩中に行うほうがいいだろう。また、デバイスを装着している腕が動かない筋トレ種目、レッグカールやレッグエクステンションなどは残念ながらカウントされないし種目も特定できない。それでも厳しい筋トレがちょっと楽しくなる仕様を発見してとてもうれしかったのである。

もはや万歩計とは言わせない。見た目もスマートだが機能性もじつにスマート。最新アクティビティトラッカーのイチ押し。

《山口和幸》

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